枯木に営巣したコガタスズメバチの定点観察#12
前回の記事→#11
2016年8月上旬・午後17:43
軒下の板壁に営巣したコガタスズメバチ(Vespa analis insularis)のコロニーの様子を2日ぶりに見に来ました。
見えている範囲だけでも5匹のワーカー♀が3箇所に別れてせっせと外皮を増築していました。
抱えている巣材をどこに付け足すかという判断は各ワーカーに任されていて、使い切る前に途中で場所を変えることもよくあります。
まだまだ巣は大きく成長しそうです。
その間、巣口で門衛2匹が外を見張っています。
新たに1匹のワーカー♀が外役から帰巣しました。
つづく→#13
2017年5月中旬・午後18:29(日の入り時刻は18:45)
この年に励んだのは、高圧線の鉄塔に営巣したハシボソガラス(Corvus corone)の定点観察です。
鉄塔#19および#21の巣を重点的に観察しました。
▼まとめの記事
ハシボソガラス(野鳥)の営巣観察:2017年
実は、同時期に鉄塔#27でもハシボソガラスの巣を見つけていました。
巣に座ってじっとしている親鳥の横顔が見えます。
おそらく♀が雛(または卵)を抱いていると思われます。
このまま親鳥は巣で抱雛したまま夜を過ごしたのか確認したかったのですが、とても余力がありませんでした。
高所に作られた巣は夜風が吹くと未だ少し寒そうです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。(日没直前で実際はもっと薄暗い)
現場の周囲は住宅街で、私がじっくり腰を据えて(落ち着いて)観察できる場所を見つけられませんでした。
したがって定点観察には不向きで、その後、私は足が遠のきました。
ちなみに翌年(2018年)は春の訪れが早かったものの、この鉄塔#27でカラスは営巣しませんでした。