2016/01/15

秋桜の花蜜を吸うトラマルハナバチ♀



2015年10月上旬

農村部の家庭菜園の畑に咲いた赤紫色のコスモストラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷でした。

秋風が吹いて秋桜の花が揺れ、撮りにくい条件でした。



イヌタデに産卵するベニシジミ♀



2015年10月上旬

道端にアカマンマ(イヌタデの俗称)の花が咲いています。
イヌタデの群落でベニシジミLycaena phlaeas daimio)を見つけました。
ベニシジミの幼虫はタデ科を食草とするのを思い出しました。
行動を注意深く見ていると、腹端を曲げて根際の茎に擦り付けていました。
私は外見でベニシジミの性別を見分けられないのですが、おそらく産卵中の♀でしょう。
その後は葉表に出てきてしばらく休息も兼ねて日光浴していました。
しばらくすると、再び葉裏に隠れてしまいました。
茂みの奥に潜り込むため、説得力のある決定的な産卵シーンの映像が撮れず、もどかしい思いをしました。

撮影後に卵を探してみればよかったですね。
幼虫越冬らしいので、飼育してみるのも面白そうです。


【追記】
新開孝『虫のしわざ観察ガイド—野山で見つかる食痕・産卵痕・巣』によると、ベニシジミ♀の産卵習性は私が観察した通りでした。
(ベニシジミの)♀は食草の根元に潜り込んで産卵する。(p28より引用)







2016/01/14

台風の大雨を巣で耐え忍ぶキアシナガバチ♀




2015年9月上旬


キアシナガバチ巣の定点観察@トウカエデ枝#11


前回の記事と時系列が逆になってしまいました。
台風18号が日本列島を横断中で大雨が降っている日に話は遡ります。

嵐の中、キアシナガバチPolistes rothneyi)の巣の様子を見に行くと、在巣の蜂は♀一匹のみに減っていました。
台風とは無関係に、どうやら時期的にコロニーが解散しつつあるようです。

外役に出たまま嵐で帰れなくなっている個体も少しはいるでしょう。
在巣のキアシナガバチ♀は巣盤の下面に掴まっているだけで、排水行動はしていません。
育房内にもう幼虫や蛹(繭)が無いせいか、あるいは内役しない新女王なのかもしれません。
上に枝葉が生い茂っているため、台風の豪雨でも巣は直接雨水に濡れることはありません。
巣柄の付いた横枝の上面は雨で濡れています。

台風が通過した後も巣は無事でした。

つづく→#12:解散したキアシナガバチの巣@トウカエデ枝【暗視映像】




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