2014/11/05
八重咲きのムクゲの花で採餌するクマバチ♀
2014年8月中旬
民家の庭に植えられた八重咲き品種のムクゲでキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
邪魔な(余分な)花弁を掻き分けるように潜り込んで蜜腺を舐めています。
体中が白い花粉で汚れているものの、後脚の花粉籠に付いた花粉はまだ少量で、団子になっていません。
Labels:
ハチ・アリ(膜翅目),
訪花
2014/11/04
走り去るツキノワグマ
2014年8月中旬・午前7:30
里山の尾根道で交尾していたヤマナメクジを撮影しようと一人で三脚を準備していたら、灌木に覆われた斜面を登ってくる大型獣の気配を感じました。
カメラに望遠レンズを装着すべきか一瞬躊躇してしまい、録画開始が遅れました。(痛恨のミス!)
てっきりニホンカモシカかと思い油断していたら、その正体はなんとツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)でした。
真っ黒い熊は尾根道に出てくるや否や、立っている私の存在に気づいたようです。
近視のニホンカモシカとは大違いです。
嗅覚が鋭いのかな?
私も焦りましたけど、熊の方がもっと驚いたようで、すぐに引き返して斜面の茂みを俊敏に走り下りました。
ニアミスはほんの一瞬でしたが、ツキノワグマは立ち上がらず四足歩行に終始したので、予想よりも小柄な印象を受けました。
映像後半は1/4倍速のスローモーションでリプレイ。
臨場感を出すために、映像の全編通して手ブレ補正処理を施していません。
ツキノワグマは早朝と夕方に活動する、という情報は正しかったようです。(撮影時刻は午前7:30)
護身用に熊よけスプレーや爆竹をポケットに携帯していたものの、咄嗟に取り出す余裕がありませんでした。
もしダッシュで向かってきて襲われた場合に、三脚や立木を盾にして冷静にスプレーを取り出して噴射する時間的余裕を果たして作れただろうか?と深刻に自問自答。
山中でこの夏、本気で身の危険を感じ冷や汗をかいた二大事件でした。
ちなみに一つ目のピンチはマムシとのニアミス。
数年前に、別の山の草深い廃道を歩くツキノワグマの後ろ姿を見たことがあります。(映像なし)
本物と出会ったのはその時以来の二回目です。
私がよく通う山でも涸れ沢に巨大な獣糞が残されていたり、初冬に薄っすら積もった雪面に足跡を見たり、これまでにもクマが生息する痕跡(フィールドサイン)を幾つか得ていました。
しかし狩猟圧(「害獣」駆除)のせいで生息数がとても少ないのではないかと勝手に思っていました。
なんとか知恵を絞って安全策を講じた上で、野生ツキノワグマの行動を観察・撮影してみたいものです。(油断禁物)
ミズナラの樹液を吸うキバネセセリ♂
2014年8月中旬
夕方の雑木林で樹液が滲むミズナラの木をキバネセセリ♂(Bibasis aqulina)が訪れていました。
口吻を伸ばして樹液を吸汁してから飛び去りました。
『樹液に集まる昆虫ハンドブック』p21によると、
セセリチョウ科で樹液に来るものはめずらしいが、(中略)樹液は多くの食物選択肢のうちのひとつという印象である。
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チョウ・ガ(鱗翅目),
樹液酒場
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