2014/04/29
満月にかかる雲【10倍速映像】
2014年4月中旬
満月(月齢15.3)の晩に程よい量の雲が流れています。
満月そのものよりも月光に照らされた雲の動きに注目して微速度撮影してみました。
ジオラマモードの動画撮影で10倍速の微速度撮影したら、意図せずしてモノクロみたいになってしまいました。
それでも刻々と月が動いていることを実感できました。
天体撮影のノウハウを全く知らないので、単に望遠レンズでズームしただけでは月面の色やクレーターを上手く表現できず自分でも不満です…。
きっとカメラの設定に凝ったり特殊なレンズ・フィルターを装着してインターバル撮影しないといけないのでしょう。
軒下で鳴き騒ぐスズメ(野鳥)
2014年3月下旬
民家の軒下の隙間にスズメ(Passer montanus)の群れ(つがい?)が代わる代わる潜り込もうと大騒ぎしています。
営巣候補地の奪い合いですかね?
雨樋の近くのベニヤ板が一部めくれており、そこにスズメがぶら下がりました。
賑やかに鳴いていますが、喧嘩の鳴き声も聞こえました。
2014/04/28
マダラスジハエトリ成体♂(蜘蛛)は同種の幼体を共食いするか?
2014年3月上旬・室温20℃
マダラスジハエトリの飼育記録12
マダラスジハエトリ(Plexippoides annulipedis)の幼体および同種の成体♂を同居させています。
▼前回の記事はこちら▼
同種の幼体に威嚇誇示するマダラスジハエトリ成体♂(蜘蛛)
容器の底で静止している幼体に対して、成体♂が威嚇誇示を繰り返しながら上から近づいています。
成体♂は慎重で、なかなか距離を詰めようとしません。
やがて成体♂は歩脚でおずおずと幼体に触れました。
成体♂はときどき腹部を上下に動かしています(尻ピク)。
もしかするとこれは求愛行動なのかな?と思いつつ撮影したのですが、真相は不明です。
それにしても、幼体が全く動かないのが気になります。
もしかすると私が見ていない間に成体♂に噛まれ毒液で麻痺してるのかと心配になりました。
ようやく幼体が動き、慌てたように逃走しました。
下手に動くと大きな成体♂に捕食される!と幼体は考え、危機感から擬死していたのでしょうか?
幼体に跳びついて狩りを行うチャンスは幾らでもあったのに、結局成体♂は幼体を捕食しませんでした。
映像はここまで。
この記事(映像)のタイトルをどう付けようか、悩みます。
その後、2匹を長期間同居させても共食いしないのが不思議でした。
同じ容器に生き餌を投入すると、あるときは幼体が捕食し、またあるときは成体♂が獲物を捕食しました。
獲物の奪い合いなどは見られませんでした。
もし幼体が♀だとしたら、成体♂は同種と認識した上で自らの攻撃性を抑え配偶相手が脱皮・成熟するまで待っているのかもしれない、と思い始めました。
例えばネコハエトリの成体♂は亜成体♀の脱皮室の近くで待ち構え、♀が成体になった直後に交接します。
単独で飼育するよりも、同居相手がいた方が退屈しない気がします。
ところが42日後の4月中旬、遂にマダラスジハエトリの成体♂が同種の幼体を捕食しているのを見つけてビックリ!
私の予想は外れました。
この日たまたま成体♂の虫の居所が悪かったのか、空腹に耐えかねたのでしょうか。
幼体の性別も分からずじまいでした。
その後もマダラスジハエトリ成体♂を飼い続けている間に種々のクモを獲物として与えてみました。
(ネコハエトリ幼体、オオハエトリ♂、オオヒメグモ、ヒラタグモ、キンイロエビグモ幼体など)
日によってハエ、小蛾やカワゲラなどの昆虫類も与えており、クモだけを与えていた訳ではありません。
たまたま私がクモを捕まえた日は構わずそれを与えただけです。
その結果、どうも解釈が変わってきました。
どうやら相手が自分よりも体長の小さな幼体であっても、ある閾値以上大きなクモに対してはひどく警戒してなかなか攻撃・捕食を行わない、という単純な理由だったようです。
獲物を予め採寸するなどきっちり調べた訳ではないので、個人的な印象論です。
メモとして残しておきます。
【追記】
この♂個体は7月上旬まで生きました。
個人的にハエトリグモの最長飼育記録を更新しました。
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