2014/03/23

マダラスジハエトリ♂亜成体(蜘蛛)と越冬用の袋状住居網



2013年12月中旬

▼前回の記事はこちら▼
越冬直前のマダラスジハエトリ♂亜成体(蜘蛛)@ガードレール

マダラスジハエトリの飼育記録1

マダラスジハエトリ亜成体♂(Plexippoides annulipedis)はプラスチック円筒容器(直径7cm)の底の縁にいつの間にか糸を厚く張り巡らして住居網を作っていました。
完成した越冬用の袋状住居網はトンネルのようになっていて、どちらからも通り抜けられます。

これは図鑑『日本のクモ』p301の解説に書いてあった通りです。

冬季はスギ、ヒノキなどの樹皮下に袋状住居を作って越冬する。

住居網の外で念入りに身繕いする様子も接写してみました。
ときどきレンズを見上げる姿が可愛らしいですね。

次に住居網を造る様子を観察・撮影したいと思い、容器内を掃除して住居網を撤去しました。
ところがその後は全く造網してくれません。
野外よりも暖かい室内で飼うと越冬準備の行動が解発され難いのか、栄養失調(餌不足)で糸を大量に作る体力が無いのか、脱皮して成体♂になってしまったからなのか、理由は不明です。
雪国で長い冬の無聊を慰めるペットして飼っているだけなので、自然環境をなるべく再現して飼育越冬させている訳ではありません。

室内の照明(蛍光灯)とは関係なく、日没後は住居網で休むようです。
この頃は朝日を浴びると住居網の外に出て来ました。
しかし日が経つにつれて規則正しい日周リズムが乱れてきました。
やはり照明や室温の影響でしょう。


つづく→シリーズ#2


飛べ!ダイサギ【野鳥:ハイスピード動画】



2013年5月下旬

溜池の畔で羽繕いしていたダイサギArdea alba)が飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
せっかく三脚も立てて準備したのに、驚かすために立ち上がって歩いたら、予想とは逆の方向に飛び去りました。
とほほ…。

▼関連記事(同一個体です)▼
ダイサギ(野鳥)の羽繕い



2014/03/22

ツチスガリの巣かミミズ塚か?



2013年7月下旬

里山の砂利道にナミツチスガリCerceris hortivaga)の営巣地があります。
この夏初めて様子を見に行くと、あちこちで土が盛り上がっていました。
活動中のナミツチスガリの姿は見かけず、なんとなく未だ営巣を始めていないような気がしました。
このミミズ塚のような土の盛り上がりは、在巣のナミツチスガリが巣口を一時閉鎖した盛り土なのか、それともミミズの排泄物なのか、いまいち自信がありません。
(ミミズ塚にしては形状や質感が違うような…?)

ときどき地中からモコモコと動いているので気になり、動画に記録してみました。
採寸代わりに一円玉を並べて置いています。
もしかすると蜂が羽化する瞬間かと期待したものの、巣穴の主は一向に姿を現しません。
もし私が素早く土を払いのけたら、正体が判明したでしょうか。
(排泄中のミミズを捕獲できたかな?)

微速度撮影しつつ、この「ミミズ塚」の監視を続けたら面白かったかもしれませんね。
しかしこの日は三脚を持参しておらず、雨も降ってきたので帰りました。
結局、謎は未解決のままです。
気になるなー。


【追記】
フトミミズ類は夜、地面の穴から泥のフンをする。フンの塊の大きさや形が、セミの塔によく似ている(6月) (p132より引用)

セミの羽化穴(セミの塔)という可能性があることもこの本で初めて知りました。

(ニイニイゼミ幼虫の作)掘った土が地面に盛り上がってできた「セミの塔」(6月)(p132より引用) 






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