2013/03/19

センチコガネとムネアカオオアリの徒競走



2012年7月下旬

路上を横断するセンチコガネGeotrupes laevistriatus)を発見。
競争するかのように後からついて来たムネアカオオアリCamponotus obscuripes)にお尻を突つかれています。
センチコガネは立ち止まり、翅を半開きに動かし始めました。
飛び立つか、という期待は外れました。
身繕いの一種なのかな?
すぐに歩行を再開。
競争ではアリが勝ちましたが、獲物としてセンチコガネを襲うことはありませんでした。





2013/03/18

電柱を登り電線から跳び移るニホンザル



2013年2月下旬

野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが里に下りて来ました。
道端の電柱を支える斜めの電柱に子猿がしがみ付いています。
背後から来た成獣が子猿を跨いで追い越し、先に電柱を登り始めました。
よく見ると黒い首輪を付けています。
もし顔馴染みの個体ならば♀ということになります。
(私の観察しているフィールドで何頭の猿が首輪を付けているのか未だ分からないのです。)

関連記事→「子猿に授乳・毛繕いする首輪付きのニホンザル♀
首輪猿は斜めの電柱をするすると登り切り、天辺に座りました。
下にいた子猿は頑張って途中まで登るも、滑り易いのかしがみ付いたまま身動きがとれなくなりました。
登るのを諦めた子猿は、お尻からツツーっと滑り降りました。

首輪♀は電柱の天辺で辺りを見渡しています。
やがて電線を伝い歩き始めました。
揺れる電線の上で綱渡りのように危なっかしくバランスを保っています。
驚いたことに、電線から隣の民家の屋根に跳び移りました!
感電するんじゃないかとヒヤヒヤして見ていました。
野生ニホンザルの高い身体能力にはいつも驚かされます。

屋根には更に別個体の猿も少なくとも2頭居ます。
映像の最後で屋根の上を歩いた個体は首輪猿ではありません。

※ 気づかずにマクロモードの状態のまま撮影してしまったようで、残念ながら奥ピンの映像になってしまいました。


ツグミとヒヨドリの喧嘩【冬の野鳥:ハイスピード動画】



2013年2月上旬

枝から落ちて庭の雪面に散乱した熟柿を目当てにツグミTurdus naumanni)とヒヨドリHypsipetes amaurotis)の群れがやって来ます。
鳥同士でときどき小競り合いになる様子が220 fpsのハイスピード動画に撮れました。

採食中のヒヨドリの隙を見てツグミが図々しく熟柿を横取りしたり、怒ったヒヨドリが追い払ったり。
2羽のツグミが熟柿を嘴で引っ張り合ったり、餌場では様々なドラマが繰り広げられています。

体長ではヒヨドリの方がツグミよりもやや大きいのですが、力関係はほぼ互角のようです。
同じツグミの群れの中で上下関係(優劣、つつきの順位)があるのかどうか、個体識別して調べたら面白そうです。


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