2013/02/17

在巣のナミツチスガリ♀が外出するまで



ナミツチスガリ営巣の定点観察#1

2012年8月中旬

砂利道の林道でナミツチスガリCerceris hortivaga)の集団営巣地を見つけました(標高530m地点)。
丁度つづら折れのカーブの部分で、地面にアリの巣穴のような丸い穴が4つ開いています。
中から捨てた土が周りに盛り土のようになっていて、小さな噴火口みたいです。
出入りする蜂が巣口を閉じたり開いたりするので、各巣穴の目印として横の小石に赤い油性ペンでマーキングしておきました。

前回の観察は2010年8月下旬で、2年ぶりの嬉しい発見です♪

巣坑aの中からナミツチスガリ♀の可愛らしい黄色い顔が覗いています。
大きな顔で巣穴を塞ぎ、ガードしつつ外の様子を窺っています。
接写すると触角の先に砂が付いています。
しばらくすると、ようやく頭部を巣口から出しました。
にわか雨が降りだしたので、外出できるかどうか天気の状況を見ているのでしょうか。
また斜坑の奥に引っ込んでしまいました。

蜂を警戒させないように少し離れた位置から望遠マクロで見守ることにしました。
するとようやく巣口から飛び立ちました。
全身像を現している時間はごく僅かで、そのまま真っ直ぐ飛んで行きました。
今さら巣の位置を覚える必要は無いようで、定位飛行は行いませんでした。

つづく→「帰巣後に巣穴を閉じるナミツチスガリ♀


【追記】
フシダカバチ科は裸地に集団で巣を作ることも多く、観察に適している。(『狩蜂生態図鑑』p136より)




巣口の採寸

一瞬の帰巣を見逃さないように、巣口に透明容器を被せておく。

熟柿を採食するエナガとシジュウカラの混群(冬の野鳥)



2013年1月中旬

山裾の民家の庭で柿の木でエナガAegithalos caudatus)とシジュウカラ♂(Parus minor minor)の混群が採食していました。
雪が降りしきる中、枝に残った熟柿を鳴きながら啄んでいます。

逆光で薄暗いので、YouTubeの動画エディタで手ブレ補正するついでに色調も自動補正してあります。
見違えるほど改善しました。


エナガ@熟柿採食

シジュウカラ♂@熟柿採食


雪山を駆け下りるホンドタヌキの群れ



2013年1月上旬

雪深い里山で杉林をホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が群れで移動しています。
2頭が先行し、後からもう一頭が付いて来ます。
動画には3匹しか映っていませんが、計4匹のタヌキが斜面を小走りで下りました。
家族なのかな?

エゾタヌキと異なり、ホンドタヌキは冬篭りをせず真冬でも活動するらしい。

この日の私は雪山のラッセルで疲労困憊し、雪面に残されたタヌキの足跡を追う余力がありませんでした。



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