2012年7月下旬
砂利の多い山道でトノサマバッタ(Locusta migratoria)を発見。
いつもは撮る前に逃げられてしまうのですが、そっと近づきました。
飛び立つ瞬間をハイスピード動画に撮ってみました。
後脚で力強く跳躍しながら羽ばたいて飛びます。
更にいつもの半分のスローモーション(約1/14倍速)にしても、すぐにフレームアウトしてしまいます。
220fpsではパワー不足というかフレームレート不足ですね。
地面にカメラを置いて虫の目線から撮るのも面白かったかも。
【追記】
『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』p226よりバッタ撮影法
飛び出したバッタは長くて十数m離れた場所に必ず着地するから着地点を見失わないように近づく。(中略)バッタが疲れるか、こちらの根気がなくなるかが勝負だ。(中略)できれば太陽に向かう方向からできる限り姿勢を低くして近づく。太陽を背にして近づくと、バッタには黒い影が近づくことになり、余計警戒して逃げようとするからだ。逆光であることを考慮して、レフ板を使うか、補助光を使って撮影するとよい。
2012年7月下旬
産卵を終えたジガバチ♀P水が盗掘した巣穴の再閉鎖を始めました。
周りから小石やゴミを拾い集めて埋め戻しています。
作業中にまたもや突然、黒い蜂が飛びかかるも撃退しました。@0:31
喧嘩の様子を1/5倍速のスローモーション↑でリプレイしてみましょう。
家主の♀H白が戻ってきたのかと思ったのですが、スロー再生しても動きが速すぎて残念ながら腹背のマーキングを確認できず。
交尾を試みたジガバチ♂を♀P水が素早く拒否したのかもしれません。
正体不明でもどかしいですけど、ハイスピード動画ではないため仕方ありません。
仕事を再開すると、巣穴の縁を大顎で崩して土を巣坑に掻き入れています。
押し固め作業だけでなく、大顎に力を込めて土塊を削り取る際にもジージー♪鳴きました。
これ以降は、初めに観察したジガバチ♀H白による本閉鎖行動と基本的に同じです。
つづく。
2012年6月中旬
ウスバアゲハ(旧名ウスバシロチョウ)が飛び立つ様子をハイスピード動画に撮ってみました。
複数個体を220fpsにて撮影。
大型の蝶なので、羽ばたきは力強く比較的ゆっくりで見応えがありますね。
最後に登場する個体は、軽く羽ばたいて隣の葉に移動する際に腹端に交尾嚢(交尾付属物)が見えました。
前回交尾した♂が付けたもので、浮気防止の貞操帯です。
従って、これは♀と判明。