2012/02/28
熟柿に群がるヒヨドリ【冬の野鳥】
2012年2月上旬
道端に植えられたカキノキの樹上でヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)が群れていました。
賑やかな鳴き声も聞こえてきます。
逆光気味でほとんどシルエットしか映っていませんが、枝に止まって美味しそうに熟柿を啄んでいました。
2012/02/27
ニホンザルの毛繕いとクーコール♪@雪山の樹上
2012年1月下旬・気温0℃
雑木林で遭遇した野生ニホンザルの群れ
斜面中央のミズナラ?樹上に登って私を見下ろしていた個体です。
初めは存在に気づきませんでした。
毛皮に雪がしんしんと降り積もる中、自分で毛繕いをしています。
気づけば群れのメンバーはほとんど遊動して辺りに誰も居なくなりました。
樹上の猿は心細くなったのか、クーコール♪を3回発しました(@2:23-2:30)。
音量を上げヘッドフォンにてお聴き下さい。
手で体を掻きました。
欠伸すると空から降ってくる雪を見上げました。
あまりの寒さと悪天候のため、観察を打ち切り下山しました。
幸い無風で助かりましたが、雪が激しく降っています。
猿を追って雪山を動いているときはさほど苦にならなくても、立ち止まって長時間の観察撮影を続けると寒さが身に沁みます。
ニホンザルはこのまま雑木林を塒(ねぐら)にするのかと思いきや、次々と木から降りて斜面の右手に遊動して行きました。
【追記】
『サルのことば:比較行動学からみた言語の進化』p131-132によると
- 森林のなかでは群れのメンバーが互いの姿を確認することが困難な場合が多いことから、この音声を鳴き交わすことにより互いの位置を確認しあい、集団のまとまりを保っているのだと考えられている。
- 屋久島のニホンザルの場合、誰かのクー・コールに応答したければ0.7秒以内に発声するというルールがあり、先に発声した個体は0.8秒待ってみて応答がなければ再度発声を繰り返している。かれらのあいだには一種の「会話のルール」のようなものが共有されている。
- ニホンザルはクー・コールに応答するとき、相手のクー・コールに似せた音声を発している。
私の動画に登場する個体は7秒間に3回クー・コールを発声しました。
確かに上記の「会話のルール」に則っているようです。
機会があれば私も真似してニホンザルのクー・コールを声紋分析してみようと思います。
2012/02/26
樹上で雪を食べるハシブトガラス【冬の野鳥】
2012年2月上旬
ある雪の日、一羽のハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が木の枝に止まり長時間翼を休めていました。
顔は油断なくキョロキョロ辺りを見渡しています。
(動きに乏しい映像の前半部は編集でかなりカットしてあります。)
おもむろにその場で羽を広げると、枝に付いた雪を2〜3回食べて喉を潤しました。
次に枝を啄き数歩移動。
身震いすると漸く飛び去りました。
この間、鳴き声を全く発しませんでした。
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