2011/12/19

エンマコオロギの求愛歌♪と精包授受(交尾)の接写



エンマコオロギの飼育記録
2011年9月中旬・室温29℃


エンマコオロギ♂♀(Teleogryllus emma)を一匹ずつ同居させると、連日連夜、配偶行動を繰り返しています。
今回は精包の授受をよく観察するためにマクロレンズで接写してみました。
(引きの絵による全体像と解説は、前回の記事をご覧下さい。)

♂が♀の側でしつこく恋歌を奏でています。
♀が根負けして求愛を受け入れました。
(♀がマウントする様子は撮り損ねました。)
♂が激しく身震いしながら腹端から白い精包を排出すると、♀の腹端の左側に付けました。
新鮮な精包は外側が透明です。

♀はしばらく精包をぶら下げて歩き回ります。
栄養豊富な精包をその後自分で食べてしまうのですが、どうしてもそのシーンを撮ることができませんでした。
来季の宿題です。




2011/12/18

ニホンカナヘビの日光浴



2011年10月中旬

林道上で日光浴中のニホンカナヘビTakydromus tachydromoidesを発見。
胸部がリズミカルに動くのは心臓の鼓動なのかな。
口元をよく見るとチロチロと舌なめずりしています。
あまり動きが無いのに痺れを切らし、撮りながら一歩踏み出したら一目散に逃げて行きました。








2011/12/17

アシグロツユムシ♀の身繕いと飲水



2011年11月中旬

アシグロツユムシ♀(Phaneroptera nigroantennataが腹部を前方に曲げて産卵姿勢を取っていたのに、カメラを取り出す間に警戒して中止してしまいました。
やがて身繕いを始めました。
右の触角を口でしごくように舐めています。
本種の長く黒い触角には所々白い節の部分が目立ちます。
次に右中脚の先を口で掃除しています。

そして足元の木の葉(ミズナラ)に付いた水滴に口を付けて飲み始めました。
口髭で水滴表面を触れて確認しています。


この映像は飼育下で撮りました。
実はコカマキリの生き餌として採集し飼育容器に同居させていた個体です。

たまたまコカマキリ♀が産卵間近で食欲が無いおかげで生き延びました。
(コカマキリ♀がアシグロツユムシ♀を捕食すると翅を毟ってから平らげますが、固い産卵管の部分だけ食べ残します。)
今季はコカマキリで手一杯でしたけど、今度はアシグロツユムシを主役に飼育してみるつもりです。
特に、♂の鳴き方や♀の産卵管の使い方を観察してみたいものです。



ランダムに記事を読む

  • 翔べ!ダイサギ(野鳥)22/07/2023 - 0 Comments
  • 電柱の天辺で鳴くノスリが飛び去るまで【野鳥:4K動画】02/12/2023 - 0 Comments
  • 蛇行して車道を渡り側溝に逃げ込むアオダイショウ13/04/2024 - 0 Comments
  • ミツバツチグリの花で採餌するハキリバチの一種♀18/12/2023 - 0 Comments
  • オオイタドリの葉の上で身繕いするルリイロハラナガハナアブ♀11/11/2020 - 0 Comments