2010/12/16

ミンミンゼミ斉唱♪




2010年8月中旬

暑い夏を謳歌するミンミンゼミHyalessa maculaticollis)は日本の風物詩です。
今年も気持ちよさそうに熱唱するミンミンゼミ♂を激写することが出来ました。
鳴き声に合わせて腹部全体が激しく伸び縮みを繰り返します。
腹面から接写すると腹弁が振動しています。
飛び立つ間際におしっこを排泄したかどうか確認できませんでした。

ベッコウハゴロモ成虫



2010年8月中旬

イチジクの幼木の枝にベッコウハゴロモRicania japonica)を発見。
前翅を屋根状に畳んで止まります。
ときどき翅を左右交互に傾けるのは何かの示威行動なのだろうか。
現場では口吻を枝に刺して吸汁していると思い接写してみたのですけど、アングルがいまいち。
口元に見える細い構造は口吻ではなくてただの前脚ですかね?
ちなみにイチジクの木は枝葉を折ると白い乳液が出ます。


【追記】
森島啓司『ものまね名人 ツノゼミ (たくさんのふしぎ傑作集)』という子供向けの本を読んでいたら、次の記述を見つけました。
日本には、タラノキなどにつく、ベッコウハゴロモという虫がいるが、その虫は、同じようにロウのようなものを出す。(p19より引用)
確かに、現場の近くにはタラノキが植栽されていたのを思い出しました。



ウスリーハエトリ♀(蜘蛛)




2010年8月上旬

初めて見る小さくも美麗なハエトリグモが鉄パイプを徘徊していました。
横歩きや身繕いも見られました。
鉄柱から何度か飛び下りる素振りを見せるも、ただのフェイントでした。
 緑の金属光沢に輝く腹背には3対の白点があり、側面は白く縁取られています。
黒っぽい頭胸部には一本の白い横線があります。
歩脚は黄褐色。
触肢は膨らんでいません。






動画から切り出した画像を元に闇クモ画像掲示板にて問い合わせたところ、ウスリーハエトリ♀(Heliophanus ussuricus)とご教示頂きました。
撮影後に採集を試みたものの、跳んで逃げられてしまいました。


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