2022年8月下旬・午後 17:40頃・雨 (日の入り時刻は午後18:20)
里山の林道でヌタ場らしき水溜りのある区間をトレイルカメラで見張っていると、待望のニホンイノシシ(Sus scrofa leucomystax)が遂に登場しました。
果たして泥浴びしてくれるでしょうか?
雨が降る夕方で暗く、霧も少し立ち込めています。
動画の冒頭から至近距離でイノシシの横顔が写りました。
カメラを固定したシナノキの幹の匂いを嗅いでいるのか、近くで灌木の葉を採食したのか、とにかくレンズに近過ぎて何をしているのか不明です。
ゴソゴソと物音が聞こえます。
シナノキの幹で牙を研いだ可能性も考えましたが、後日現場検証しても研ぎ跡は見つかりませんでした。
幼獣(ウリ坊)ではなく成獣であることは間違いありませんが、口元の牙が見えないので性別が分かりません。
この個体の毛皮にどのぐらい泥汚れが付いているのか、赤外線の暗視映像ではよく分かりません。(見える範囲では、きれいな体のような気がします。)
ようやくイノシシが現れたのは嬉しいのですけど、水溜りで泥浴び(ヌタ打ち)をしてくれず、予想が外れました。
おかしな異物(トレイルカメラ)の存在に匂いで気づいて、警戒したのでしょうか?
雨の日は泥浴びする気が失せるのかな?
林道上の水たまり(ヌタ場?)に立ち寄らずに法面を登ってきたのか、逆にカメラの背後にある斜面の獣道を下ってきた可能性もあります。
マルチアングルで重点的に監視したいところですが、予算不足でトレイルカメラの台数を気軽に増やせません。
関連記事(3日前の撮影)▶ ニホンイノシシによる泥汚れ?(2)獣道の下草この水溜りの前後で林道の下草が泥でひどく汚れていたことから、イノシシのヌタ場ではないかと予想して監視カメラを設置したのです。
しかしイノシシがヌタ打ちするには、この水溜りはどうも小さ過ぎるかな?と早くも弱気になってきました…。
本当のヌタ場は別の所にあるのでしょうか?
とりあえず、しばらくはここで粘って監視を続けます。
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。