2022/08/08

川の護岸をホンドタヌキが深夜徘徊【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2022年5月下旬・午後23:54 

川沿いのコンクリート護岸を通る獣道をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視すると、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が真夜中に通りかかりました。 
夏毛のタヌキは痩せこけて見えます。 
それとも食糧事情が悪いのでしょうか? 
獣道に立ち止まってから左へ(上流へ)立ち去りました。 
短い記録なので、1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

画面の下から上に向かって緩やかな上り坂になっていて、その上のニセアカシア河畔林にタヌキの溜め糞場rvがあります。(画角の外) 
その溜め糞場に設置した別のトレイルカメラにはこの時間帯にタヌキの姿は写っていませんでした。 
したがって、この個体は溜め糞場を素通りしたことになります。 

ちなみに強風が吹くと、トレイルカメラを固定したニセアカシア立木の幹が左右にゆっくり揺れて動体検知が誤作動してしまいます。 
もっと太くて頑丈な樹木に固定するか、どうしようもないと諦めるしかありません。 


つづく→#2

2022/08/07

水田の畦道で巣材の泥を集めるツバメの親鳥(野鳥)

 

2022年6月中旬・午後17:20頃・晴れ 

夕方の農村部で水田の端にツバメHirundo rustica)が降り立ちました。 
ツバメは常に飛び回っていて、地上に降りることは滅多にありません。 
水浴や飲水も飛びながら瞬時に行うのです。 

珍しく思いカメラでズームインしてみると、ツバメは畦道の横で枯れ草混じりの泥を嘴で集めていました。 
恥ずかしながら、ツバメの巣材集めは初見です。 
巣材を咥えて飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
高速で飛び去るツバメを見失ってしまい、どこで営巣しているのか不明です。 
おそらく近所の農家の軒下に巣を作っているのでしょう。 
近年の日本ではツバメが住宅難のために数が激減していて、なかなか観察できなくなってしまいました。

2022/08/06

初夏の河畔林を夜な夜な駆け回る野ネズミ【暗視映像:トレイルカメラ】

前回の記事:▶ 晩春の河畔林を夜な夜な駆け回る野ネズミ【暗視映像:トレイルカメラ】

2022年5月下旬〜6月中旬 

河畔林でタヌキ溜め糞場rvを監視するトレイルカメラに写った野ネズミ(ノネズミ)の活動記録の続報です。 
餌を探して毎晩のように河畔林の林床をウロチョロしています。 
撮れた映像を見る限り、この時期の野ネズミはタヌキの溜め糞に全く興味を示さず、ほとんど近寄りませんでした。 
同一個体の野ネズミが繰り返しやって来ているのか、それとも複数個体が活動しているのか、私には未だ個体識別できません。

前半部はごく短い動画をつなげたものになっています。 
赤外線の暗視映像の撮影は電力の消費が激しいために、カメラの電池残量が減ってくると決められた時間(1分30秒間)だけ記録することができずに途中で録画が中断してしまうのです。 
それでも設定した通りに監視は続けられ、熱源を動体検知すれば次も起動し、短いながらも健気に記録してくれます。 
新しい電池に交換した後半(@0:14〜)からは、正常に記録されています。 


シーン1:5/26・午後23:53 
画面の左下隅に居ました。 
林床に転がっている落枝を伝い歩いて、画面下に姿を消しました。 

シーン2:5/29・午後22:39 
画面の右端に居て、右に移動。 

シーン3:5/30・午後19:40 
落枝を伝い歩いて画面上に移動。 

シーン4:5/30・午後20:39 
落枝の上に乗っていました。 

シーン5:5/31・午後21:12 
画面中央やや上の林床をチョロチョロと徘徊。 

シーン6:6/1・午後20:33 
画面左上に居ました。 

シーン7:6/5・午後23:57 
画面中央に立ち止まっていました。 

シーン8:6/6・午前1:16 
タヌキの溜め糞から右上に走り去る瞬間が撮れていました。 
これを最後に電池切れでトレイルカメラが全く起動しなくなりました。 

シーン9:6/12・午前0:29 
新しい電池に交換した後半(@0:14〜)からは、映像が正常に記録されています。 
昼間に撮った現場の様子をついでに挿入しておきました。 
林床に下草がどんどん伸びると、地面を駆け回る野ネズミを上からますます見つけにくくなります。 

シーン10:6/13・午前2:31 
画面左下の落枝の上に居ました。 
落枝を伝い歩いて画面上に移動したものの、なぜか再び落枝を引き返しました。 
画面左下隅に姿を消したと思いきや上に移動し、ニセアカシアの根際を乗り越え、落枝の上端に姿を消しました。 

シーン11:6/14・午前0:58 
画面左端のニセアカシアの根際に登場。 
林床に転がっている落枝を伝って下へ移動し、画面左下隅に姿を消しました。 

シーン12:6/14・午前3:08 
画面右を右上に移動。 
次に右上隅から左に向かって移動。 
最後は画面上端に姿を消しました。

シーン11:6/15 
東北地方南部が梅雨入り宣言。 
しかし映像で雨は降っていません。 

画面左上から下に向かって(落枝に沿って)チョロチョロと移動し、左端に消えました。 
すぐに左端から再登場し、右に移動。 
途中から画面中央部を上に移動し、姿を消しました。 
草むらの隙間から野ネズミの白く光る眼が点滅したように見えるだけです。 

シーン12:6/18・午後23:03 
画面左の草むらの下を左下へ移動。 
草むらが揺れるだけで、野ネズミの姿は直接見えません。 

シーン13:6/20・午後20:10 
画面左の落枝を渡って上に移動。

つづく→

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