2020/07/07
早春の里山で落枝の樹皮を食べるニホンザル
2020年3月中旬
夕方に早春の里山を登って行くニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れの中で、1頭の採食シーンに注目しました。
倒木が何本も転がっている雑木林の地面(林床)に座り込み、落枝の樹皮をかじっていました。
雪国で暮らすニホンザルの冬季の主食は樹皮です。
右手で腰の辺りをポリポリ掻くと立ち上がり、遊動する群れの仲間の後を追って斜面を登り始めました。
食べていた落枝は捨ててきたようで、手ぶらでした。
※ 動画編集時に彩度を少し上げています。
岩の窪みに溜まった水を飲むキジバト(冬の野鳥)
2020年3月上旬・午後16:00頃・晴れ
夕方の日本庭園で、池を囲む大きな岩の凹みに溜まった天水をキジバト(Streptopelia orientalis)が飲みに来ていました。
隠し撮りしている私に気づくと、池に飛び降りて隠れました。
池で水浴でもするのかと期待して中をそっと覗いてみると、冬の池は水が抜かれていて空っぽでした。
キジバトも見失ってしまいました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
2020/07/06
求愛の囲い込みから脱落するオナガガモ♂(冬の野鳥)
2020年1月上旬・午後15:30頃
川面で7羽のオナガガモ♂(Anas acuta)が1羽の♀を取り囲んでいます。(「囲い込み」)
♂が首を繰り返し伸縮させているのは♀への求愛アピールでしょう。(「あご上げ」または「げっぷ」)
♀が向きを変えて逃げようとする度に、取り巻きの♂たちも向きを変えて追走します。
♂同士の争いはありませんでした。
しばらくすると、手前の♂1羽が水面から此岸に向かって飛び立ちました。(@0:18)
この個体は♀から最も遠く、選ばれる見込みのない劣位♂なので、諦めて囲い込みから離脱したようです。
やがて、突然♀も上流へ向かって飛び去りました。(@0:44)
それにつられて♂も続々と飛び立ち、♀を追いかけて行きます。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
川岸からしつこくカメラを向けている私を警戒して逃げたというよりも、求婚されている♀はときどき自発的に飛んで場所を変えるようです。
もしかすると、どの♂の反射神経が一番優れていて真っ先に飛び立ってくれるか、♀はテストしているのかもしれませんね。(♀による♂の選り好み)
飛翔中も♂は♀に求愛誇示することがあるらしいのですが、私は見ていません。
♀は少し飛んだだけで同じ川に着水し、♂による囲い込みおよび求愛誇示が再開されます。
登録:
投稿 (Atom)
ランダムに記事を読む
11/03/2023 - 0 Comments
22/12/2015 - 0 Comments
13/12/2014 - 0 Comments
17/01/2020 - 0 Comments
17/05/2021 - 0 Comments