2020/06/29

熟柿をついばむツグミ、ヒヨドリ、ヒレンジャクの混群(冬の野鳥)



2020年2月上旬・午後15:45頃

川沿いの民家の庭に植栽されたカキノキで野鳥の混群が熟柿を食べに来ていました。
ツグミTurdus eunomus)とヒヨドリHypsipetes amaurotis)がメインですが、撮影中はヒレンジャクBombycilla japonica)も1羽来ていることに気づきませんでした。
実は近くの針葉樹(ヒノキ?)にヒレンジャクの大群が集まっていたのですが、柿の木を占有しているヒヨドリやツグミに遠慮して順番待ちをしていたのかもしれません。

動画冒頭で、下の枝にメジロもチラッと写っていたような気がするのですけど、川の対岸から撮っていた私はすぐにカメラを上にパンしてしまい残念。
もっとじっくり撮影すべきでしたね。

途中で2羽のヒヨドリが小競り合いを繰り広げながら飛来しました。
連鎖反応で計3羽のヒヨドリが三つ巴の空中戦になりました。
ツグミの飛び立ちおよびヒヨドリの喧嘩を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


▼関連記事(7年前の撮影)
雪の庭で熟柿を採食するツグミ、ヒヨドリ、ヒレンジャクの群れ【冬の野鳥:HD動画&ハイスピード動画】
ツグミとヒヨドリの喧嘩【冬の野鳥:ハイスピード動画】


2020/06/28

川面で羽繕いの合間に水を飲む独身オナガガモ♀(冬の野鳥)



2020年1月上旬・午後15:05頃・くもり

このオナガガモ♀(Anas acuta)は不思議なことに周囲の♂から求愛の対象になっていないようで、囲い込みされていません。
未だ性的に成熟していない独身の若鳥♀なのですかね?
それとも既につがいを形成しして落ち着いた個体なのでしょうか? (だとすれば、お相手の♂はもっと配偶者ガードすると思うのですが…。)

川面の独身♀が岸近くを泳ぎながら、嘴で水を一口すくって飲みました。
嘴を再び水で濡らすと羽繕いを始めました。
羽繕い後にまた川の水を飲みました。

▼関連記事(1.5カ月前に撮った飲水動画は短過ぎるので差し替えます。)
川面を遊泳中に水を飲むオナガガモ♀(冬の野鳥)



電線から飛び立つカワラヒワの群れ(冬の野鳥)



2020年1月上旬・午後12:55頃・くもり

郊外で計11羽のカワラヒワCarduelis sinica)が電線3本に並んで止まっていました。
五線譜に並ぶ音符♪を連想します。
寒そうに羽毛を膨らませたり身震いしたりしています。
風切り音で鳴き声は聞き取れませんでした。
カメラを向けると次々に飛び去り、2羽だけが残りました。

厳冬期にカワラヒワを見かけるのは珍しい気がするので、動画で記録しておきます。
記録が無いと「存在が無かった」ことにされてしまいますから、面白くない記録でもとりあえず残しておく価値があるのです。
図鑑でカワラヒワは留鳥とされています。
しかし、種子食性の鳥は豪雪地帯で餌を探すのが困難になりますから、南の地方に渡って行くはずです。(漂鳥)
今年は雪が異常に少ない暖冬なので、雪国でも落ち穂拾いなどをして餌を確保できているのでしょう。
冬季の採餌行動を動画に撮りたくてカワラヒワを探し歩いたのですが、目的を果たせませんでした。
もっと少数の群れで行動していることが多く、私が気づくより早く飛んで逃げてしまうのです。
来年以降に持ち越しですが、例年並みの積雪になるとカワラヒワの数は減ってしまうだろうと予想されます。

例えばスズメは草の種の他に熟柿を食べたりして、冬でも雪国に残って逞しく生き残ります。(留鳥)
その一方で、柿の木の熟果をカワラヒワが食べに来るシーンを一度も見たことがありません。



▼関連記事(3年前の3月下旬に撮影)
カワラヒワが群れで桜の冬芽を採食(冬の野鳥)


【追記】
山形新聞社『やまがた野鳥図鑑』によると、
冬季に観察されるのは大陸からくる亜種オオカワラヒワのようだ。(p55より引用)
今まで私はカワラヒワの亜種の違いを区別してこなかったので、新たな宿題ができました。
また同図鑑によれば、山形県内でカワラヒワが特によく見られる時期は、4月上旬〜8月中旬と記されていました。

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