2019年12月上旬
カルガモの群れに混じって、今まで見たことのない新顔のカモが溜池に来ていました。
図鑑で調べてみると、ホシハジロ(Aythya ferina)の♀♂番でした。
冬鳥が渡来したのでしょう。
岸辺でカメラを構えた私を警戒して、ホシハジロ♀♂は私から離れるように水面を逃げて行きます。
いつも♀が先導し、♂がそれについて行きます。
♂が♀の尻を追い回しているようにも見えます。
同種のライバル♂が居ないのに、交尾前ガードしているのでしょうか?
途中で♂が嘴を水に浸したのは、水を飲んだのかな?
他にはマガモ♂も映像に登場します。
水面ですれ違っても互いに無反応でした。
▼関連記事(1ヶ月後に川で撮影)
川面を泳ぐホシハジロ♂(冬の野鳥)
 |
ホシハジロ♂左、♀右、およびカルガモ |
2019年10月下旬・午後16:30頃・くもり
山麓の水路沿いでアカマツの木の下に獣糞の大きな塊を見つけました。
15cmの定規(金尺)を並べて置いて採寸してみます。
糞虫やハエなどの昆虫が何も集まってきていないということは、排泄されたばかりの新鮮な糞なのでしょうか?
タヌキの溜め糞という可能性も考えたのですが、おそらくツキノワグマ(Ursus thibetanus)の糞だと思います。
鼻を近づけて匂いを嗅いでも、不思議なことに前回と同じく糞便臭がしませんでした。(私の鼻詰まりではありません。)
▼関連記事(1年前の撮影)
ツキノワグマの糞塊?
次に、近くで拾った棒で糞塊をほぐしてみることにしました。
表面は黒くて少し乾いていたのに、糞の中身は黄土色でした。
湿っていてねっとりした感触がありました。
柿(カキノキ)などの分かりやすい果実の種子が未消化のまま糞に混じっているのではないかと期待したものの、大きな種子は見当たりませんでした。
何か小さな種子が少しだけ見えますが、まじめに調べた訳ではありません。
本格的に糞分析をするのなら、持ち帰った獣糞を水洗いして未消化物を濾し取るのだそうです。
直接観察が難しい野生動物の食性調査のために糞分析は必修とされていますが、なかなか試してみる根性がありません…。
こんな麓に熊が出没するとは予想外で、私も油断していました。
護身用の熊よけスプレーをこの日は持参し忘れたので、急に不安になりました。
滅多に使わない熊よけ鈴を装備の奥から取り出して、ことさらに鳴らしながら歩くことにしました。
すると、茂みに覆われた山林の斜面を謎の大型獣が慌ててガサガサと走り去る物音がして、更に焦りました。(映像なし)
ニホンカモシカなら良いのですが、ツキノワグマとニアミスしたのかな?
なんとか無事に下山することが出来ました。
近くの雑木林の樹上に熊棚と呼ばれる食痕が無いかどうか、探してみる余裕もありませんでした。
