2019/05/13

オオタカ?との遭遇(野鳥)



2018年11月中旬

鳥が公園を低空で飛び、私の横を通り過ぎると隣の駐車場も横断し、黄緑色の塗装で目立つパチンコ店の屋根に止まりました。
おそらく公園の裏にある河畔林の方から飛来したと思われます。
私とすれ違った瞬間はキジバトかと思ったのですが、屋根の縁で辺りを見渡している後姿を見ると猛禽でした!

左右を確認してからすぐに飛び立つと、大通りの方へ力強く羽ばたいて飛び去ってしまいました。
建物の裏も川の支流が流れているので、そちらの堤防に向かったのかもしれません。。

飛び去る様子を1/5倍速のスローモーションで見直すと、チゴハヤブサやトビ、ノスリではありません。
夏鳥のサシバはこんな時期にもう居ないはずです。
まさかオオタカAccipiter gentilis)ですかね?
郊外とは言え、こんな街中に近いところで憧れの猛禽と出会えるとは意外な発見でした。


【追記】
2年後に現場の対岸付近で飛び回るオオタカをしっかり観察することができた…と思いきや、ハイタカでした。
▼関連記事



オオタカ?(野鳥)@P店屋根

2019/05/12

クズの葉を食べ脱糞するヨトウガ(蛾)の幼虫【100倍速映像】



2018年10月下旬・午後23:13〜午前5:13

ヨトウガ(蛾)幼虫の飼育記録#13



▼前回の記事
コスモスの花を食害するヨトウガ(蛾)幼虫【30倍速映像】

ヨトウガMamestra brassicae)の幼虫(俗名ヨトウムシ:夜盗虫)がコスモスの花をほとんど食べ尽くしてしまったので、次はクズの葉を与えてみました。
葛の葉を蚕食する様子を深夜に微速度撮影しました。
100倍速の早回し映像でご覧下さい。

大きくていかにも硬そうなクズの葉でも食い荒らしましたが、太目の葉脈は食べ残していました。
休み休み葉を食べながらも黒い糞を定期的に排泄しています(@1:09、1:41、1:58、2:13、2:34、2:56、3:25)。
早回し動画が速すぎるので、排便を見逃したり見間違えたりしている回もあるかもしれません。

広食性(食草の好き嫌いがあまり無い)ゆえに大害虫との悪名高い夜盗虫ですが、植物なら何でも食べるという訳ではなく、例えばイワガラミの葉はあまり好きではなさそうでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
これまで微速度撮影による早回し映像では、照明のチラつきが気になっていました。
編集でdeflickerというエフェクトをかけたら、見事に改善されました。


つづく→#14:




↑【おまけの動画】
同じ素材で早回し速度を落とした50倍速の映像をブログ限定で公開します。


川岸の猫を警戒し群れで対処するオナガガモ♀♂(野鳥)



2018年11月上旬

真っ白なイエネコFelis silvestris catus)が夕方の川へ散歩にやって来ました。
慣れた足取りで川岸を行ったり来たりしています。
首輪が見えないので、野良猫ですかね?
毛色は白でも目は赤くないので(虹彩は黄色)、アルビノとは違います。

川面にはオナガガモ♀♂(Anas acuta)の大群が浮かんでいました。
ネコは水に濡れるのを嫌いますから、まさか川に飛び込んでまで野鳥を狩るつもりがあるとは思えません。
それでも狩猟本能が刺激されるのか、ネコはどんどん近づいて行きます。

ネコはわざとらしく川とは逆方向を向いて(鴨を見ないように、興味なさげに)桟橋を歩いています。
しかしネコは舌なめずりをしたり、桟橋に落ちている水鳥の羽毛の匂いを嗅いだりして、明らかに興味津々です。
猫は水際に歩み寄り、下の水面を覗き込んでいます。
もしネコが本気ならば岸から跳びかかって襲えそうな近距離にオナガガモが居ます。

ところがネコが近づくと、川面に浮かんでいたオナガガモの群れがなぜか一斉にスーッと岸に近寄って来ました。
てっきり大騒ぎしながら飛んで逃げ出すだろうという私の予想は裏切られました。

この川では家族連れなどがよく白鳥や鴨に給餌しています。
ヒトに餌付けされたオナガガモの群れは、ヒトが川岸に来るだけで寄って来るようになりました。

猫が川岸に来ても餌がもらえると期待して集まってしまうのでしょうか?
そんなはずはありませんね。

モビング(擬攻撃)のように群れの数で天敵(捕食者)を威圧する作戦なのかもしれない、と思いつきました。
孝森まさひで『カモ類の観察:身近な水鳥の観察ガイド』を読むと、似たような観察記録が書いてあり、興味深く思いました。

ネコが池に姿を現しました。それまでは池にほとんどカモの姿はなかったのに、岸辺の草の陰で休んでいたマガモがいっせいに出てきて、ネコの近くにたくさんやってきました。きっとネコを追い払うために、マガモが集まってきたのでしょう。ネコはその数の多さに負けたのか、そそくさと池から離れて行ってしまいました。 (フィールド版p32より引用)

次は暢気に寝ているオナガガモの群れに白ネコが忍び寄ります。
ところがオナガガモ達はすぐに猫に気付くと、静かに岸から離れて行きます。
警戒声などは発しませんでした。(聞き取れませんでした)
猫が水を嫌うことを鴨は知っているのかも?

ネコは狩りを諦めて川から立ち去りました。



白ネコ@川岸徘徊vsオナガガモ♀♂(野鳥)群れ@川面+逃避&再集合 
白ネコ@川岸徘徊vsオナガガモ♀♂(野鳥)群れ@川面+逃避&再集合

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