2014/05/09

魚露目8号レンズのテスト:カワゲラの仲間?



2014年4月上旬

魚露目8号という名前の魚眼レンズを買ってみたので、カメラ(Panasonic LUMIX DMC-FZ200)に取り付けて試し撮りしてみました。
被写界深度が深いので小さな虫と同時に背景を写し込める、という触れ込みです。

山裾で残雪の上を活発に歩き回るカワゲラの一種?を接写してみました。
有翅なので、セッケイカワゲラではありません。
映像後半に登場するガードレールに居たのは別個体です。
飛び立つ瞬間を撮り損ねてしまいました。

カメラの目線を雪面まで下げて撮ると、確かに魚眼効果を生かして遠くの背景まで写せました。
ただし、従来のマクロレンズと比べて画質が落ちることと色の滲みが気になります。
カメラの設定をどこかいじったら多少は改善されるのかな?
レンズの着脱が面倒臭いのもネックです。(通常の使い方からレンズフィルターごと外さないといけない)
もっと練習しないと、使い道というか適した被写体がよく分かりません…。
例えば羽ばたいて飛び去る虫のハイスピード動画に使えるかな?と期待しています。




籾殻を採食するホオジロ♂(野鳥)



2014年4月中旬

田んぼの隅に積み上げられた籾殻の山でホオジロ♂(Emberiza cioides)が採食に来ていました。
残念ながら籾殻を一回啄んだだけで他の鳥が飛来し、驚いたホオジロ♂は逃げてしまいました。




2014/05/08

微動だにするオオフタオビドロバチの前蛹【微速度撮影】



2013年5月下旬

3月下旬に泥巣を発掘して採集したオオフタオビドロバチAnterhynchium flavomarginatum)の前蛹を飼育していました。
ドロバチの仲間は前蛹のステージで休眠越冬します。
室温に放置しておいても季節外れに休眠が解けることはないことにいつも感心します。
この日、前蛹#3が蛹化していることに気づきました。
残る前蛹は2匹。
前蛹が脱皮して蛹化する過程をどうにか記録したいと考え、微速度撮影してみました。
蛹化(脱皮)の兆候を知らないので、愚直に監視を続けるしかありません。
確か雄性先熟なので、残りが♀だとしたらすぐに蛹化するとは限りません。

10秒間隔のインターバル撮影でほぼ丸一日(22時間5分)、監視してみました。
大量の連続写真を素材に早回し映像を制作しました。
2つの容器を同時に監視するのは面倒なので、途中から2匹の前蛹を同じ容器に移しました。
残念ながら蛹化の瞬間は撮れませんでした。
退屈な映像ですけど、じっとしている前蛹がときどき自発的に蠕動運動する様子が捉えられていました。
このテーマに専念できるカメラがあれば良いのですが(WEBカメラ等)、限られた機材でやりくりしているので他の撮影に忙しくなると打ち切りになりました。
来季の宿題です。

撮影のために一日中照らし続けたのが蜂の子の体内時計を乱して良くないのかもしれません。
自然界では真っ暗な泥巣内で暮らしているオオフタオビドロバチの前蛹にとって眩しい光がストレスになっていても不思議ではありません。
育房を模したプラスチックの容器は100円ショップの化粧品コーナーで買ったもので、直径30mm。

▼飼育記録の続きはこちら▼
羽化したオオフタオビドロバチの初飛行【ハイスピード動画】


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