2012/08/29

クロスキバホウジャク(蛾)がムシトリナデシコの花で吸蜜ホバリング




2012年6月下旬

道端のムシトリナデシコの群落にクロスキバホウジャクが訪花してホバリング飛行しながら口吻を伸ばして蜜を吸っていました。


ムシトリナデシコは食虫植物ではありませんが、むしろ「虫撮り撫子」というかフォトジェニックなネタを提供してくれます。





準備運動なしで飛び立つクロスキバホウジャク(蛾)




2012年6月下旬

ホバリング飛行の名手クロスキバホウジャクHemaris affinis)が珍しく翅を休めていました。
羊歯の葉が風で揺れても完全に静止しています。

動画は本来、動きを記録するためのものです。
今回はじっとしているのが珍しい!という理由でレンズを向けて、ちょっとパラドキシカルな作品になりました。
写真で充分じゃないか、と言われそうですね。

最後は引きの絵にしたら、たまたま飛来した別の虫に驚いて飛び立ちました。
準備運動しなくても飛び立てるのは、日光浴で体温を上げていたためでしょうか。
もう少し粘って、飛び去る瞬間を寄りの絵で撮りたかったなー。





2012/08/28

道草を食うニホンザルの群れ(採食行動)




2012年6月下旬

砂利道の林道ですれ違った野生ニホンザルの群れの映像から食べ歩きシーンをまとめてみました。
映像の冒頭、四つ足で坂を駆け上がって来た猿は発信器付きの黒い首輪を装着しているように見えます。
冬に何度か出会った群れと同じかもしれません。
続々と群れの仲間がやって来ます。
各々が遊動しながら道端に生えたキク科の黄色い花を摘み食いしています。
花そのものを採食したかどうか不明です。
茎だけ食べたかもしれません。
食用菊というものがありますけど、個人的に菊の花は苦味が強くてあまり美味しいとは思いません。

猿(去る)者を追わずで動画撮影が一段落すると、猿の採食メニューを確かめに行きました。
タンポポのような花で茎が細長く、ブタナの花ではないかと思うのですがどうでしょう?

6:35辺りで子連れの母猿が採食していたのはシロツメグサかもしれません。

この時期の母猿が子猿をどのように連れて歩くか、というのも見ていて微笑ましいです。
腰に乗せて運ぶのが一番楽ちんに見えますけど、母親の腹にぶら下がったまま運ばれる子猿もいます。
母親が何を採食するのかを間近で観察し、やがて離乳すると真似して採食するようになるのでしょう。



【追記】
この黄色い花の名前を長らくオオジシバリだと思い込んでいたのですが、外来種(帰化植物)のブタナと分かったので訂正しておきます。




ロゼット状の根出葉




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