2011/01/27
イオウイロハシリグモ♀(蜘蛛)の卵嚢保護
2009年6月下旬
飼育中のイオウイロハシリグモ♀(Dolomedes sulfueus)が卵嚢ガードを続けています。
餌を全く捕らなくなりました。
容器に投入した虫が近付いても無視したり嫌がって逃げたり追い払うだけです。
水場周辺がお気に入りなのですけど、この日は常に抱えていた卵嚢を手放し、水に浮かべたまま身繕いしている珍しい光景に出会いました。
この卵嚢は無精卵(未受精卵)なので、♀の絶食および卵嚢保護が何時まで続くか興味深く見守っています。
(つづく)
2011/01/26
ウスオビフユエダシャク♀(冬尺蛾)を見つけた!
2010年11月中旬
山中(標高約650m)の建物の壁に冬尺蛾の♀がじっと止まっていました。
我虫像掲示板にて写真鑑定してもらうと、ウスオビフユエダシャク♀(Larerannis orthogrammaria)だろうとご教示頂きました。
実は翅の退化したフユシャク♀を実際に見るのはこれが初めてで、感動しました。
接写すると確かに退化した翅の痕跡が残っているのが分かります。
口吻も退化しています。
採寸すると体長11mm。しばらく待てば♂が飛来して交尾したのだろうか。
腹端に指で軽く触れるとピクンと驚いて逃げ始めました。
壁面を右に右に歩きました。
足場の滑り易い所は上に登って避けました。
手乗りにも挑戦してみたのですけど、差し出した指を嫌がるような素振りを見せました(映像なし)。
もしかして低温に適応した冬尺♀にとって人肌は熱すぎるのかと妄想したのですけど、たまたまだったようです。
キアシブトコバチの羽化
2009年7月上旬
野外で採集したヒョウモンチョウの一種(ミドリヒョウモン/メスグロヒョウモン?)と思われる垂蛹の一つが、他の蛹と比べると矮小化していました。
黒化したものの、蛹を透かして見ると中身が萎縮していました。
寄生を疑い、密閉容器に隔離して何が羽化するのか待ちました。
初めて見る可愛い蜂でしたが、調べてみるとキアシブトコバチ(Brachymeria lasus)という寄生バチらしい。
鱗翅目(蝶、蛾)の蛹に寄生することが知られているそうです。
《追記》
同じ場所で採集したもう一つ別の垂蛹(これは正常の大きさだった)からも本種が羽化しました(映像なし)。
寄生率の高さを窺わせます。
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ハチ・アリ(膜翅目),
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