2019/11/15
樹上の虫を手掴みで捕食するニホンザル
2019年7月下旬・午前6:30頃
山麓の雑木林の林縁で若いニホンザル(Macaca fuscata fuscata)が灌木に登り、左手を素早く伸ばして横枝に止まっていた獲物を鷲掴みで捕らえました。
虫(?)を捕食した猿はすぐに灌木から降りてしまいました。
電光石火の早技でした。
翅を毟ったりせずにその場ですぐ口に運んで食べてしまったので、黒っぽい獲物の正体は不明です。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみても、よく分かりません。
気温の低い早朝は昆虫の動きが鈍いので、昼間よりも捕まえやすいのでしょう。
(カエルの可能性もありそうです。)
ところで、この灌木の樹種は何ですかね?
同定のために葉などの写真を後でじっくり撮るつもりだったのですが、周囲に散開したニホンザルの群れが次から次へと面白いことをするので、すっかり忘れてしまいました。
ヒメアカタテハは苔を舐めるか?
2019年7月下旬・午前09:10頃
小川に架けられた橋の上でヒメアカタテハ(Vanessa cardui)が翅を開閉しながら朝の日光浴をしていました。
ほとんど使われていない農道なので、橋の上は苔に(地衣類?)覆われています。
ヒメアカタテハは舗装部分よりもコケの部分を好んで長居しています。
もしかすると朝露で濡れた苔を舐めて吸水したりミネラルを摂取したりしているのか!と思いついた私は興奮して動画に撮り始めました。
しかし肝心の口吻が見えるアングルを確保できず、苔を舐めていたのかどうか不明です。
私の経験上、こういうとき下手に動くと蝶は驚いて逃げてしまうのです。
連日の猛暑で苔は干からびかけていて、ただでさえ苔に疎い私は種類を見分けられませんでした。
最後は少し飛んで道端に咲いたムラサキツメクサ群落に移動し、吸蜜を始めました。
つづく→ムラサキツメクサを訪花するヒメアカタテハの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】
▼関連記事(1年後の撮影)
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2019/11/14
夕方に電線で親鳥に餌乞いするハシブトガラス幼鳥(野鳥)
2019年6月中旬・午後18:10頃
街なかの電線で2羽のハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が並んで止まっています。
手前の幼鳥が翼を持ち上げて羽ばたきながら、隣(奥)の親鳥に甘えた鳴き声で餌乞いしていました。
実は撮影中は遠近感がよく分からず、電線上でカラス♀♂が交尾しているのかと早とちりしてしまいました。
映像を見直すと、2羽のカラスは電線に並んで止まっていてマウントしておらず、交尾ではありませんでした。
給餌してもらえなかった幼鳥が隣の電線に飛び移り、離れて行ったのですが、喉袋が膨らんでいたので食べ物の心配は無さそうです。
電線に残った親鳥が嘴を足元の電線に擦り付けました。
その後は電線上で向きを変え、澄んだ声でカーカーと鳴きました。♪
目の前を飛び回る小さな虫(ハエ? 蚊?)を嘴で素早く捕食しようとしたものの、逃げられました。(@0:32)
奥の電柱の天辺にも2羽のハシブトガラスが止まっていました。
1羽は喉袋に食料を一杯に詰め込んでパンパンに膨らんでいます。
もう1羽の幼鳥が隣で餌乞いしても給餌してもらえず、親鳥?はピョンピョンと辺りを跳びはね、最後は飛び去ってしまいました。
夕暮れの逆光で嘴の中の色を確認できないため、幼鳥/成鳥をしっかり見分けることができませんが、巣立った幼鳥に親鳥が無条件に巣外給餌するとは限らないようです。
(餌乞いしたのは幼鳥同士である可能性もありそうです。)
この時期にカラスがどこで夜を過ごすのか、
※ 動画編集時にいつものように手ブレ補正処理を施したら、曇天で背景の情報が乏しいために却って不自然な映像になってしまいました。
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