2018年7月上旬
オオシオカラトンボ♂(Orthetrum triangulare melania)が水たまりのある農道脇の草むら(枯れ茎など)に止まっていました。
枯れ茎のてっぺん付近に止まり、翅を深く下げて休んでいます。
大きな複眼の付いた頭部が時々ぐりぐりと動いています。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@0:15〜)
井上清、谷幸三『トンボのすべて(第2改訂版)』によれば、
トンボは前翅と後翅を互い違いに上げ下げできるので、真っ直ぐに飛べるし、またヘリコプターのように空中の同じところでじっと飛び続けること(ホバリングといいます)もできます。止まっていて急に飛び立つときには、両方の翅を一緒に打ち下ろし、高速度で逃げたり餌を追いかけたりもできます。(p90より引用)
飛び立っても大体同じ場所に止まるので、縄張りがありそうです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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オオシオカラトンボ♂@枯茎 |
2018年6月中旬
電線に並んでいた4羽のハシボソガラス(Corvus corone)がふざけたようにガーガー♪と嗄れ声で鳴き騒いでいます。
横歩きで隣の個体ににじり寄り、嘴で軽くつつき合うのをきっかけに小競り合いが勃発しました。
少し飛び立って上の電線に避難。
電線を横歩きして、足元の碍子をを嘴でつついて悪戯しています。
途中でビクッとしたのは、電線に直接触れてしまった嘴が感電したのかな?(@0:52)
(電線でバランスを崩しただけ?)
いつの間にか他の3羽は飛び去っていました。
好奇心旺盛な様子からなんとなく、この群れは巣立ち後の幼鳥のような気がします。
もろに逆光のために、嘴の中の色を確認できませんでした。
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ハシボソガラス(野鳥)幼鳥?4@電線+喧嘩 |
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なにやらフォトジェニック? |
2018年6月中旬
街路樹として植栽されたソヨゴの雄株でオオフタオビドロバチ(Anterhynchium flavomarginatum)が訪花していました。
忙しなく飛び回り、雄花から吸蜜しています。
日陰の逆光で蜂が見えにくかったり、周囲に吹き荒れるビル風でソヨゴの枝が常に揺れていたりと、撮影にはかなりの悪条件でした。
そこへ探餌飛翔していたキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が急に襲いかかり、驚いたオオフタオビドロバチはソヨゴの雄花から転げ落ちるように飛び去りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、キイロスズメバチ♀に飛びつかれた瞬間にオオフタオビドロバチは腹端を曲げて毒針で反撃する姿勢になっていました。
毒針の有無までは映像で確認できませんでした。
ということは、♀なのかな?(オオフタオビドロバチの性別の見分け方を知らないのです。)
雄蜂♂が自衛のために、毒針を持っていないのに持っているふりをして♀みたく刺す真似をした可能性も考えられます。(行動擬態)
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キイロスズメバチも手強い相手だと一瞬で察したようで、深追いせずに飛び去りました。
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オオフタオビドロバチ@ソヨゴ雄株+訪花吸蜜 |
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オオフタオビドロバチ@ソヨゴ雄株+訪花吸蜜 |