2014年9月中旬
里山の雑木林でミズナラの幹の下からモンスズメバチ♀(Vespa crabro flavofasciata)が登って来ました。
上部で樹液を吸汁しているオオスズメバチ♀(Vespa mandarinia japonica)が気づいて向き直り威嚇すると、モンスズメバチは慌てて飛んで逃げました。
この2種は格が違うので、闘争にもなりません。
樹液酒場での種間順位を相撲で例えると横綱と小結の対戦に相当します。
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上がオオスズメバチ、下がモンスズメバチ。 |
2014年6月上旬
山麓に建つ神社の境内でヘビトンボの仲間を見つけました。
祠の柱に止まっていたので、指で押さえると難なく捕獲できました。
捕らえようとすると、大顎でかみついてくる。その攻撃的な姿はまるでヘビが鎌首をもたげるよう。(ヤマケイポケットガイド18『水辺の昆虫』p220より)
このとき実際に手を噛まれたかどうか、覚えていません。
(覚えていないということは噛まれていない気がしますけど、映像では噛まれたので慌てて離したようにも見えます。)
離してやると神社の軒先を元気に飛び去りました。
どうせなら飛び立ちをハイスピード動画で撮ればよかったですね。
帰ってから調べてみると、いわゆるヘビトンボという種類ではなく、ヤマトクロスジヘビトンボ(Parachauliodes japonicus)のようです。
タイリククロスジヘビトンボとの相違点は翅脈で見分けるらしい。
2014年9月中旬
山裾スギ林縁の草むらに咲いたタムラソウと思しき花でクロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀が吸蜜していました。
後脚の花粉籠は空荷でした。
この花の名前は何でしょう?
タムラソウでもなさそうですね。
葉の形は一般的なアザミっぽくありません。
アザミの仲間ということにしておきます。