2024/10/28

川沿いの屋根に佇むダイサギが飛び去るまで(野鳥)

 

2023年11月中旬・午後14:15頃・晴れ 

街なかを流れる川の下流からガーガー♪鳴きながら飛来した白鷺が、川沿いの建物の屋根に着地しました。 
動画を撮りながらズームインしてみると、ダイサギArdea alba)でした。 

初めは川に背を向けていたダイサギが首をひねって川の方へ振り返り、長い首をS字に曲げたり伸ばしたりしています。 
横目で私を見ながら腰を屈めたのは、脱糞行動かな? (@0:30〜)
肝心の総排泄孔が屋根の縁で隠れてしまい、排泄の有無はよく見えませんでした。 

ようやく落ち着くと、川の方へ向き直りました。 
長い首を伸ばして眼下の川を見下ろしています。 
その区間はちょうど川の流れが早くなる瀬になっていて、ちょっとした段差の堰を流れる水音が聞こえます。 
その堰に獲物となる小魚が潜んでいるかどうか、ダイサギは真横の屋根から探しているようです。 

私が堤防路に立ち止まって長々と動画撮影しているので、手持ち無沙汰のダイサギは足を持ち上げて爪先で顔(顎の下?)を器用にポリポリ掻きました。(@1:15〜) 
嘴を大きく開けたのは欠伸かな?(@1:40〜) 
このとき鳴き声を発しませんでした。 
やがてダイサギは羽繕いを始めました。(@2:00〜) 
黄色の長い嘴で純白の羽毛を整えています。

私が動画を撮りながら堤防路を歩いて近づいても、ダイサギは屋根からなかなか逃げませんでした。 
(手ブレがひどいので、接近中の映像は割愛。) 
私の経験上、ダイサギは警戒心が強く、遠くからでもカメラを向けるとすぐに飛び去ってしまうのが普通です。 
これほど図太い個体は珍しく思いました。 
私が堤防路を通り過ぎるまで待って、川に入って漁を始めたいのかもしれません。 

かなり近づいてから見ると、ダイサギは屋根の上で片足立ちをしていることが分かりました。 (@3:05〜)
足を1本ずつ曲げて交互に休めているのでしょう。
ときどき首を伸ばして、眼下の川面をしげしげと見つめています。 

カメラをダイサギに向けながら真下を通り過ぎようとしたら、さすがに身の危険を感じたのか、左に飛び去りました。 
羽ばたいて屋根から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 (@4:01〜)

この日の私は用事があってどうしても堤防路を先に進む必要があり、気長にダイサギを観察することが出来ませんでした。


関連記事(10年前の撮影)▶ アオサギ(野鳥)の羽繕いと偵察飛行 
昔、同じ屋根に止まったアオサギを対岸(右岸)から撮った動画です。 
この建物の屋根は、魚食性のサギ類にとって格好の止まり場になっているようです。
下から屋根を見上げても分かりませんが、おそらく鳥の糞で屋根のトタン板がひどく汚れているはずです。
 

2024/10/27

雨やみぞれが降る夜もニホンアナグマの越冬用巣穴をうろつく初冬のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月中旬

シーン0:12/11・午後12:55・くもり・気温21℃(@0:00〜) 
シーン0:12/15・午前7:22・くもり・気温1℃(@0:04〜) 
平地の落葉した二次林でニホンアナグマMeles anakuma)が越冬する営巣地(セット)を2台のトレイルカメラで見張っています。 
雨夜に近所のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が登場したシーンをまとめました。 


シーン1:12/16・午後16:45頃・小雨・気温11℃(@0:07〜)日の入り時刻は午後16:24。 
真っ暗な日没後で、小雨がポツポツ降っています。 
3頭のタヌキが連れ立ってやって来ました。 
タヌキの親子なのか、それとも当歳仔の3兄弟(姉妹)なのか、私には見分けられません。 
アナグマの巣口Rを覗き込んでも、獲物となる穴居性昆虫(カマドウマ幼虫?)はもう居ないらしく、捕食できません。 
隣にある巣口Lにも2頭のタヌキが来たものの、匂いを少し嗅いだだけで戻りました。 


シーン2:12/17・午前6:20頃・みぞれ・気温0℃(@2:31〜)日の出時刻は午前6:45。 
翌日の早朝。
まだ日が昇る前で真っ暗です。 
みぞれが降る中をタヌキがうろついていました。 
2頭が少し距離を開けて行動していたようです。 


シーン3:12/17・午前10:50頃・雪・気温-1℃(@3:03〜) 
4時間半後に監視カメラが再び起動すると、日中に雪がしんしんと降っていました。 
林床にうっすらと雪が積もっています。 
いよいよ根雪となるでしょうか?


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


ヤツデの花蜜を吸い飛び回るシマハナアブ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年11月中旬・午後13:45頃・晴れ 

民家の裏庭に咲いたヤツデシマハナアブ♂(Eristalis cerealis)が訪花していました。 
口吻を伸縮させて花蜜や花粉を舐めています。 
微小のアリ(種名不詳)も3匹ヤツデの花で吸蜜していました。 
アリとのニアミスを嫌ったシマハナアブ♂が飛び立っても、近くの花にすぐ舞い戻ってきます。 

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:49〜) 

オオハナアブも一緒に訪花していました。(動画公開予定) 
気温を測るべきだったのに、この日に限って温度計を持ってくるのを忘れてしまいました。

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