2022/12/19

キャットミントの花で採餌するセイヨウミツバチ♀

 

2022年8月上旬・午後16:00頃・くもり 

山麓農村部の道端に咲いたキャットミントの群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。 
忙しなく正当訪花を繰り返し、吸蜜しています。 
後脚の花粉籠は空荷でした。

2022/12/18

夜の溜め糞場に通い、排便およびスクワットマーキングするニホンアナグマ♂【トレイルカメラ:暗視映像】

前回の記事:▶ 溜め糞場の下草に臭腺でマーキングするニホンアナグマ♂【トレイルカメラ:暗視映像】

2022年8月中旬

トレイルカメラで見張っているスギ林道の溜め糞場sに来たニホンアナグマMeles anakuma)の記録です。 
真夏の夜に二晩連続で登場しました。

シーン1:8/18・午後21:07・気温20℃ 
緩やかな坂になっている林道を右から歩いて登ってきました。 
タヌキの溜め糞の匂いを少し嗅いでから、対面に見えるスギ大木に歩み寄りました。 

スギの幹の根元の匂いを頻りに嗅いでいるのは、2日前にヒト♂(Homo sapiens)が立ち小便したマーキング跡に気づいたのでしょうか? 
スギの幹に前脚をかけて後足で立ち上がり、高い所の幹の匂いも嗅いでいます。 
「縄張りの木に謎の巨大生物が尿でマーキングしてきた!」とアナグマは思っているのでしょうか。
ヒトの立ち小便に対抗してアナグマもマーキングをやり返すかと予想したのですが、意外にもやりませんでした。
ヒトの尿の匂いを嫌がってアナグマが溜め糞場sに来なくなったら困るので、この実験は繰り返しませんでした。
 
アナグマの股間に睾丸がちらっと見えたので、♂のようです。 
林道中央部に戻り、タヌキ溜め糞の匂いを再びチェックしてから、手前の死角に消えました。 


シーン2:8/18・午後21:08・気温27℃(異常値※) (@0:58〜) 
直後にアナグマがまた溜め糞場sに戻って来ました。 
地面の匂いを嗅ぎながら、左前足でタヌキの溜め糞を少し掻きました。 
真夏は糞虫の活動が活発なので、タヌキの糞塊は既に跡形もありません。 
下草の匂いを嗅ぎ回って自分たちアナグマの溜め糞場に向かうと、左を向いて脱糞しました。
立派な固形糞をとぐろ状に大量排泄しました。 
タヌキとアナグマが毎回きちんと各々の排便場所を棲み分けているのが興味深いです。 
画面手前がタヌキの溜め糞、その少し右奥(スギの木の近く)がアナグマの溜め糞です。
排便直後のアナグマはスギ根元の地面を後足で後ろに掻く仕草を繰り返しました。 
イヌも排便後に似たような行動をしますが、アナグマは糞に土をかけたり埋めたりしないで、むき出しのまま溜め糞として残します。 
今回の個体はスクワットマーキングをしないで林道を左に走り去りました。 


シーン3:8/19・午前3:22・気温19℃ (@1:58〜) 
6時間後の未明に再びアナグマが右から登場しました。 
同一個体か別個体なのか、私には識別できません。 
林道の匂いを嗅ぎながら歩いて来ると、6時間前に排泄した(自分の?)糞塊の匂いを嗅ぎました。 
糞の横で林床のスギ落葉に尻を擦りつけ、スクワットマーキングしました。 
アナグマの溜め糞場に跨がると、左を向いて排便開始。 
液状(泥状)の下痢便(軟便)を勢い良く排泄しました。 
タヌキと違ってアナグマの大便はいつも緩い傾向があります。 
食べている餌の違いによるものでしょうか? 
その後はスギの根元の下草に再びスクワットマーキング。 
肛門腺や臭腺で縄張りに匂い付けをするマーキング行動らしいのですが、その知識がなければ、「タヌキと異なりアナグマは排便後に尻を下草で拭き取る習性があるのか?」と誤解しそうになります。 
林道を左に立ち去る際に左後脚が跛行してるようにも見えましたが、スギの落葉が深く積もっているので、たまたま暗闇で後足が潜っただけかもしれません。 


シーン4:8/19・午前3:23・気温25℃(異常値※) (@2:30〜) 
同一個体と思しきアナグマがすぐにまた左から戻って来ました。 
アナグマ溜め糞の周囲の下草にスクワットマーキングし直してから、左に引き返しました。 
タヌキ溜め糞の周囲には特にスクワットマーキングしないのも、「同じかわやむじな」同士で何か相互不干渉の紳士協定がありそうです。 


※ トレイルカメラの録画中は機材の温度がみるみる上昇するので、信頼できる気温データは起動直後だけです。



巣材の泥玉を集めるミカドトックリバチ♀

 

2022年8月中旬・午前7:50頃・くもり 

里山の入山口で、山道の脇の法面がちょっとした崖になっていました。 
そこでミカドトックリバチ♀(Eumenes micado)が巣材集めをしていました。 
滑らかな泥玉を抱えて飛び回っています。 
土が露出した崖に何度か着陸するものの、採土して泥玉を大きくすることなく、すぐに飛び立ってしまいます。 
どんどん右の方へ(斜面の下へ)飛び去ってしまい、姿を見失いました。 
ミカドトックリバチの営巣地を突き止められず、残念無念。 
採土場でじっくり待てば同一個体のミカドトックリバチ♀が通ってくれたかもしれませんが、これから山に登る用事のある私は泣く泣く先を急ぎます。
周囲の山林でミンミンゼミ♂(Hyalessa maculaticollis)がやかましく合唱していました。 
実はほぼ同時にオオハキリバチ♀も崖に来ていたのですが、私を警戒したのか採土せずに飛び去ってしまいました。

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