2022/09/05

柳の葉から飛んで樹液酒場に辿り着いたコムラサキ♀

 

2022年6月下旬・午後12:15頃・晴れ 

用水路が川の本流に合流する手前の岸に自生する(樹種不詳)の若葉にコムラサキApatura metis substituta)が止まっていました。 
翅を半開きにしたまま日当たりの良い葉表に静止しています。 
柳はコムラサキの食樹ですが、♀の産卵行動でもありません。 
柳の葉の表面(に付着した甘露)を舐めていたら面白いと思って撮り始めたのですけど、私がカメラを向けたら黄色い口吻の伸縮を止めてしまいました。 

レンズをズームアウトしかけたら、急にコムラサキが飛び立ちました。 
コムラサキ♀の飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:59〜) 

河畔林の柳の灌木の周りを素早く飛び回ると、同じ柳の幹に着地しました。 
そこは樹液が滲み出す場所の少し上でした。 
翅表の色が地味なので、ようやく♀と判明。 
コムラサキ♀は柳の枝を歩いて降りて樹液酒場に辿り着くと、黄色い口吻を伸ばして吸汁開始。 
現場では樹液の発酵臭(甘酸っぱい芳香)を私の鼻で嗅ぎ取れず、樹液酒場の存在に気づきませんでした。
コムラサキ♀が教え導いてくれた樹液酒場は先客で混み合っていました。 

2022/09/04

夜の河畔林で高低2アングルから撮影したアカネズミの採食行動【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年6月下旬・午後21:55頃
前回の記事:▶ 夜の河畔林で活動する野ネズミを高低2アングルから撮影してみる【トレイルカメラ:暗視映像】

トレイルカメラ(無人センサーカメラ)2台体勢で監視している河畔林で夜にアカネズミApodemus speciosus)が地表に立ち止まって何かを採食していました。 
タヌキの溜め糞場rvのすぐ横ですが、最近タヌキは利用しておらず、新鮮な糞は供給されていません。 
ローアングルで間近に撮影しても暗視映像は白黒なので、残念ながら採食メニューは分かりませんでした。 
地中から何か土壌昆虫を捕まえて翅を毟りながら捕食したようにも見えますし、種子を拾い食いしたようにも見えます。 
飯島正広、土屋公幸『リス・ネズミハンドブック』でアカネズミを調べると、
雑食で根茎部、種子、昆虫などを食べる。樹上生活が得意ではなく、地表や倒木の上を駆け回る。(p59より引用)
食事中の野ネズミの背後で謎の黒い昆虫が徘徊しているのに、暗闇の野ネズミは気づいていないようです。 
食べ終わるとアカネズミは画面の下方(カメラLの死角)へ立ち去りました。 

その直後に、同一個体のアカネズミの活動がハイアングルのトレイルカメラHに続けて写っていました。(@0:28〜) 
下草がパッチ状に生い茂る林床をチョロチョロと徘徊し、次の餌を探し求めています。 
対面に見えるレイルカメラL(ローアングル)の赤外線LEDが途中で消灯しました。 
起動してから90秒間の動画を撮影してから切れるように設定してあります。 
野ネズミの目には赤外線が見えていないようで、全く気にしている様子がありません。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 




 

クリの花で採餌するクロマルハナバチ♀

 

2022年6月中旬・午後14:55頃・くもり 

道端に聳え立つクリ(栗)の木でクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が咲きかけの花穂を訪れていました。 
この組み合わせは初見です。 

2匹を撮影したところ、後脚の花粉籠が空荷の個体と白い花粉団子を満載した個体がいました。 
なぜか2匹とも茶色の体毛がだいぶ剥げかけていました。
関連記事(同所同日の撮影)▶ クリの花で採餌するオオマルハナバチ♀

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