2022/05/04

雪道を出歩くイエネコ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年2月上旬
前回の記事:▶ 雪国のイエネコが夜の散歩で新雪ラッセル【暗視映像:トレイルカメラ】

郊外で裏庭の雪道を監視するトレイルカメラに2日連続でイエネコFelis silvestris catus)が登場しました。 
カメラの起動が間に合わないことが多く、カメラの前をあっという間に横切ってしまうので、設置場所やアングルをあれこれと試行錯誤しています。 


シーン1:2/9・午前7:25(日の出時刻は午前6:36)・晴れ 
夜の間にほんの薄っすらと雪が積もりました。 
細い雪道をゆっくり歩き去る猫の後ろ姿が写っていました。 
前日にスノーダンプで除雪した雪面は硬く凍っています。 


シーン2:2/10・午前2:07・晴れ 
キジトラの去勢♂が深夜の雪原を横切り、スノーダンプで除雪したスロープを下りて来ました。 
雪面は凍結しています。 

雪国のネコが出歩く際には深雪を苦労してラッセルするよりも、歩きやすい雪道(ヒトが作った人工的な道)があるのであれば当然それを選ぶようです。 
トレイルカメラの位置が低くても、猫は気づいていない(気にしない)様子です。 
このアングルだと動画でなるべく長く写ることが分かりました。 



【追記】
タモリ倶楽部で人感センサーライトを扱った回が面白くも勉強になりました。
メーカーの人によると、
  • 人感センサーライトは赤外線センサーでヒトの体から発する熱を検知して点灯する。
  • 周囲の温度と体温に約3℃の差があれば反応する。
  • センサーに対して垂直に向かう動きは感知されにくい。
  • 人感センサーを天井など高所に設置した場合、感知されにくい動きは、(1)センサーから遠い、低い体勢(2)ゆっくりした動き(3)体温を遮断。

下線部について私は知らなくて意外でしたが、言われてみればトレイルカメラの挙動もその通りでした。
正面から近づいたと思われる野生動物がいきなりトレイルカメラに至近距離で写っていることがよくあります。
センサーに対して垂直な動きの方がカメラの前に長時間留まってくれるから反応しやすいのでは?と私は期待したのですが、違うみたいです。
一方、センサーに対して横切る動きには敏感なのだそうです。


2022/05/03

雪国のイエネコが夜の散歩で新雪ラッセル【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2022年2月上旬・午後22:00頃・雪 

郊外の住宅地で雪面にときどき残る動物の足跡の正体が知りたくて、トレイルカメラ(無人センサーカメラ)を仕込んでみました。 
設置場所やアングルを何日も試行錯誤した末にようやく撮れたのはイエネコFelis silvestris catus)でした。 
雪がしんしんと降りしきる晩にキジトラの去勢♂がカメラの前で横向きに佇んでいました。 
トレイルカメラのかすかな起動音に気づいたのかもしれません。 
赤外線の暗視カメラでは、猫の目が爛々と白く光って見えます。 
やがて深い新雪を掻き分けながら(ラッセル)、奥に向かってノシノシと歩き出しました。 

「雪やこんこん♪…猫はコタツで丸くなる♪」と童謡では歌われていますけど、雪国のネコは逞しいですね。 
厳冬期に飼い猫が暖かい室内から自発的にわざわざ寒い屋外に出て来ています。
映像では冷たい雪や寒さをそれほど苦にしている素振りはありませんでした。 
これで私のイエネコに対する印象(先入観)がガラッと変わりました。 
個体差が大きいのでしょうけど。

※ 猫が遠ざかる後半のみ動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 



2022/05/01

ニホンリスが杉林の雪道を疾走【トレイルカメラ】

 

2022年1月下旬・午前8:08・晴れ 

雪山の杉林を通る林道を監視しているトレイルカメラにニホンリスSciurus lis)の姿がまた写りました。
前回の記事:▶ 雪山でスギの木を登るニホンリス【トレイルカメラ】
朝の雪道をあっという間に左へ走り去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
リスが杉の木から駆け下りて雪面に飛び降りたのか、それとも雪深い林道を右から走ってきたのか不明です。 

雪面にリスの足は潜りませんでした。 
杉林の林床は雪が比較的固く締まっている上に、リスの体重が軽いためでしょう。 

 ※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 



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