2022年2月上旬
郊外で裏庭の雪道を監視するトレイルカメラに2日連続でイエネコ(Felis silvestris catus)が登場しました。
前回の記事:▶ 雪国のイエネコが夜の散歩で新雪ラッセル【暗視映像:トレイルカメラ】
カメラの起動が間に合わないことが多く、カメラの前をあっという間に横切ってしまうので、設置場所やアングルをあれこれと試行錯誤しています。
シーン1:2/9・午前7:25(日の出時刻は午前6:36)・晴れ
夜の間にほんの薄っすらと雪が積もりました。
細い雪道をゆっくり歩き去る猫の後ろ姿が写っていました。
前日にスノーダンプで除雪した雪面は硬く凍っています。
シーン2:2/10・午前2:07・晴れ
キジトラの去勢♂が深夜の雪原を横切り、スノーダンプで除雪したスロープを下りて来ました。
雪面は凍結しています。
雪国のネコが出歩く際には深雪を苦労してラッセルするよりも、歩きやすい雪道(ヒトが作った人工的な道)があるのであれば当然それを選ぶようです。
トレイルカメラの位置が低くても、猫は気づいていない(気にしない)様子です。
このアングルだと動画でなるべく長く写ることが分かりました。
【追記】
タモリ倶楽部で人感センサーライトを扱った回が面白くも勉強になりました。
メーカーの人によると、
- 人感センサーライトは赤外線センサーでヒトの体から発する熱を検知して点灯する。
- 周囲の温度と体温に約3℃の差があれば反応する。
- センサーに対して垂直に向かう動きは感知されにくい。
- 人感センサーを天井など高所に設置した場合、感知されにくい動きは、(1)センサーから遠い、低い体勢(2)ゆっくりした動き(3)体温を遮断。
下線部について私は知らなくて意外でしたが、言われてみればトレイルカメラの挙動もその通りでした。
正面から近づいたと思われる野生動物がいきなりトレイルカメラに至近距離で写っていることがよくあります。
センサーに対して垂直な動きの方がカメラの前に長時間留まってくれるから反応しやすいのでは?と私は期待したのですが、違うみたいです。
一方、センサーに対して横切る動きには敏感なのだそうです。