2020/08/04

ベニサラサドウダンの花蜜を吸うクロマルハナバチ♀

 
  2020年5月中旬・午後17:25頃・晴れ

 民家の庭に植栽されたベニサラサドウダンに多数のマルハナバチ♀が訪花していました。 
クロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)だと思うのですが、どうでしょう? 
正当訪花を繰り返して吸蜜しています。 
後脚の花粉籠は空荷でした。 
大型の個体なら時期的に創設女王だと思うのですが、小型の個体も来ていました。 
暖冬で春の到来が早かったせいで、クロマルハナバチのワーカー♀が既に羽化したのかな? 
あるいは、早春に羽化するコマルハナバチ(Bombus ardensのワーカー♀という可能性も考えられます。

クロマルハナバチ♀


クロマルハナバチ♀

動画とは別に写真でも訪花吸蜜シーンを記録してみたら、そこには小型のオオマルハナバチ♀(ワーカー?)らしき個体が写っていました。 
 (胸部の首元が白いのでオオマルハナバチだと思ったのですが、もしかするとクロマルハナバチ♀の胸背に白っぽい花粉が付着しただけかもしれません。) 
早春にこの3種を見分けるのは少し厄介です。 
今回は夕暮れ時で薄暗く、いまいち納得の行く撮影ができませんでした。 
忙しなく飛び回る蜂にカメラのピントを合わせづらいのです。 
来年に持ち越しです。 
複数個体を撮影。

オオマルハナバチ(ワーカー♀)?

ニワトコの茎や葉を徘徊するヒトリガ(蛾)中齢幼虫



ヒトリガ(蛾)の飼育記録#4



▼前回の記事
ニワトコの葉を蚕食するヒトリガ(蛾)終齢幼虫【10倍速映像】

2020年5月中旬・午後

採集してきた大小2頭のヒトリガArctia caja phaeosoma)幼虫のうち、小さい方の個体bは活発で食樹植物ニワトコの上をしばらく元気に徘徊していました。

最後はようやく落ち着いてくれてニワトコ若葉の縁に食いつきました。
しかし、撮影用の照明に慣れてくれるまではすぐ葉裏に隠れてしまいます。
ラストの食害シーンのみ10倍速映像。(@4:48〜)

この個体bはその後、脱走して残念ながら行方不明になってしまいました。(未採寸のまま)
残るは終齢幼虫aだけです。

つづく→#5:ニワトコの若葉をもりもり食べるヒトリガ(蛾)終齢幼虫




2020/08/03

ナツグミの花の周りで縄張りを張りホバリングするクマバチ♂の群れ



2020年5月上旬・正午頃・晴れ

庭園に植栽されたナツグミの花が満開に咲くと、多数のキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)がその周囲に集まってブンブンと忙しなく飛び回っていました。
ここに集まっているのはなぜか雄蜂♂ばかりでした。
交尾相手の♀が採餌に飛来するのを待ち構えて、それぞれの雄蜂♂が空中に縄張りを張り、一点でホバリング(停空飛行)しています。
縄張り内に何者かが侵入すると直ちにすっ飛んで行き、ライバル♂であれば追い払います。
クマバチ♂のエネルギー消費も激しいはずで、空腹になればナツグミの花で吸蜜して燃料を補給します。


▼関連記事
ナツグミの花で吸蜜するクマバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】

訪花中の♂を♀と誤認して別個体の♂が飛びかかっていく(誤認求愛)こともよくあります。(映像公開予定
群飛のハイスピード動画も撮りたかったのですが、停飛中のクマバチ♂にカメラのピントを合わせる暇もありませんでした。


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