2019年11月下旬・午後16:15頃(日没時刻は16:22)
▼前回の記事
土手の草を食べるオオバンのペア(野鳥)
堤防の通行人に警戒したのか、土手にいた2羽のオオバン(Fulica atra)が採食を中断し、少し慌てて川の方へ逃げ出しました。
先導する個体が岸の砂地で脱糞しました。(@0:07)
そのまま川岸から入水し、オナガガモの群れに混じって川面を泳ぎ去ってしまいました。
川岸に残ったもう1羽の個体は砂地を歩き回り、未練がましく地面を啄んでいます。
おそらく草の実を食べているのでしょう。
ようやく警戒が解けたようで、土手の草地に戻って来ると単独で採食を再開しました。
それまでずっと行動を共にしていた2羽のオオバンはてっきり♀♂番だと思っていたのに、警戒性に個体差があり別行動を取るようになったのが興味深く思いました。
オオバンは雌雄同色らしいので、残念ながら性差かどうかも不明です。
陸地に居残った方は気質が大胆なのか、それとも空腹で食欲に負けたのかな?
これでもし、食い意地の張った個体が猫や猛禽類などの天敵に陸上で襲われて捕食されてしまったら(自然淘汰)、用心深い個体が自然選択されたことになるでしょう。
これがもし多数の群れであれば、群れで行動する安心感を求めて多数決のように行動が決まりそうです。
つづく→川面で羽繕いするオオバン(野鳥)
2019年10月上旬・午後14:45頃
山間部の道端に咲いた野菊(種名不詳)の群落で見慣れない真っ黒なハエが訪花していました。
全身黒光りしていて複眼は赤く、平均棍を覆う鱗弁(?)は白っぽいです。
透明な翅の根元付近は褐色を帯びていました。
左右の複眼は僅かに離れていて接していないので♀かな?
飛び立つ瞬間を狙ってハイスピード動画に切り替えようとしたら逃げられてしまいました。
しっかり同定してもらうには高画質の写真を撮るか、または採集を決行すべきだった…と後から思うのですが、動画での行動記録をどこまで引っ張れるかいつも迷います。(動画屋にとって永遠の悩み)
いつもお世話になっている「みんなで作る双翅目図鑑 画像一括閲覧ページ」サイトを眺めてみると、ヤドリバエ科ヒラタヤドリバエ亜科に属するPhasia japanensis(和名なし)と素人目には似ている気がしました。
私が気になって撮るハエはどうも寄生ハエが多いようです。
もし間違っていたらご指摘願います。
2019年10月下旬・午後12:55頃・晴れ
堤防の道端に咲いたセイタカアワダチソウの群落でアカタテハ(Vanessa indica)が訪花していました。
翅を半開きのまま吸蜜しています。
この組み合わせは、本ブログ初登場になります。
ここではヒメアカタテハに比べてアカタテハの数は圧倒的に少なかったです。