2019/11/10

フタモンアシナガバチ♀の身繕いと探餌飛翔



2019年7月下旬

川沿いの堤防でクズ群落の奥を覗いてみると、萎れかけたヒメジョオンの茎に止まってフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)のワーカー♀が身繕いしていました。
化粧が済むと飛び立ち、草むらで獲物を探し始めました。(探餌飛翔)
辺りにはヒメジョオンやヤブカンゾウの花が咲いています。

フタモンアシナガバチ♀の探餌飛翔を1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。
脚をだらんと垂らして飛ぶので空気抵抗が大きく、飛ぶスピードは遅いです。
未だ花が咲いていないメドハギの葉に寄り道したりして、イモムシ類を探しています。

アシナガバチが獲物を見つけて狩る決定的瞬間を動画に撮ってみたいのですけど、なかなか難しいです。
“その時”が来るまで愚直に探餌飛翔を撮り続けるしかありません。


フタモンアシナガバチ♀@ヒメジョオン茎+身繕い
フタモンアシナガバチ♀@探餌飛翔

ウワミズザクラの熟果を食べるスズメ(野鳥)



2019年7月下旬

池畔に植栽されたウワミズザクラの並木に数羽のスズメPasser montanus)が集まり、黒や赤に熟した果実を食べていました。

スズメは嘴が小さいので、液果を種子ごと丸呑みせずに甘い果肉だけを啄んでいそうです。(対岸からでは遠くて確認できず)
だとすると、種子散布の役には立たず捕食者ということになります。

ウワミズザクラの葉に鳥の白い糞が付着しています。


【追記】
翌年の5月上旬に花を見に行くと私の予想は外れていて、エゾヤマザクラではありませんでした。
ソメイヨシノよりだいぶ遅れて白いブラシ状の花が咲いていて、ウワミズザクラと判明。
植物学的にウワミズザクラの果実は液果ではなく核果なのだそうです。
という訳で、樹種を訂正しておきます。


スズメ(野鳥)@ウワミズザクラ熟果採食

イタドリの花で徘徊するブチヒゲカメムシ



2019年7月下旬

原っぱに咲いたイタドリの群落でブチヒゲカメムシDolycoris baccarum)が訪花していました。
落ち着かなく花穂を動き回り、葉に移動するも、一箇所に落ち着いて吸汁を始めるところまでは見届けられませんでした。
私には性別が見分けられませんが、♂が交尾相手を求める探雌行動なのかな?

緑色のキンバエも奥でイタドリの花を舐めています。


ブチヒゲカメムシ@イタドリ葉+徘徊
ブチヒゲカメムシ@イタドリ花+徘徊

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