2018年10月上旬
湿地帯の端に生えた柳(種名不詳)の灌木で、ヒラタアブの一種♀が葉に止まっていました。
この直前に、柳の葉の甘露を舐めるキイロスズメバチ♀を観察していたので、これも別種な蜂かと思いきや、蜂に擬態した虻でした。(ベーツ型擬態)
しかも、口吻の状態を見ると、柳の葉の表面を舐めていませんでした。
葉に乗ってただ休んでいるだけ、あるいは日光浴中なのでしょう。
やや大型の種類だったと記憶しています。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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ヒラタアブsp♀:背面@柳葉+日光浴 |
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ヒラタアブsp♀:側面@柳葉+日光浴 |
2019年4月下旬
カワウ(Phalacrocorax carbo hanedae)が1羽、下流へ向かって川面を泳いでいました。
歩行時と同じように首を前後に動かしています。
おそらく水中で足を掻いているのでしょう。
川岸では柳(種名不詳)の灌木に花が咲き若葉が茂り始めています。
その灌木林に見え隠れしながら流れに乗って泳ぎ去るカワウを流し撮りすると、川を塞ぐように岸から倒れているニセアカシア(別名ハリエンジュ)の倒木に、軽く羽ばたきながら川面から飛び上がって上陸しました。
お気に入りの止まり木ですぐに羽繕いを開始。
身震いして羽根の水気を切り、翼を大きく広げて濡れた羽根を乾かします。
倒木に下流(北)を向いて止まっています。
この倒木にカワウが上陸する瞬間を観察したのは2回目ですが、2回とも上流から川の流れに乗って倒木にアプローチしてからヒョイと飛び乗っていました。
飛来したカワウが倒木に直接着陸するシーンは一度も見たことがありません。(アオサギでは可能)
きっとカワウは飛翔があまり得意ではないからでしょう。
▼関連記事
・カワウが川で潜水漁をしてから倒木に跳び乗り羽繕い(野鳥)
・川の倒木に飛来したアオサギ(野鳥)
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カワウ(野鳥)@川面+遊泳 |
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カワウ(野鳥)@川:倒木+羽根乾燥 |
2019年4月下旬・午後18:24
川の中洲に近い浅瀬でコガモ♂(Anas crecca)が水浴びしていました。
頭を水中に何度も突っ込んで水を浴びてから翼を力強く羽ばたき、尾羽を左右に振り振りしています。
さっぱりした♂は、羽繕いを開始。
一方、後半に左から登場した地味な♀は、中州の浅瀬で採食してから川面を遊泳し、♂とすれ違いました。