2018年10月中旬
いつもはカルガモしか居ない溜池に、この日は珍しく新顔のカモが少数混じっていました。
冬鳥のカモが渡ってきたのでしょう。
帰ってから図鑑で調べると、初見のハシビロガモ(Anas clypeata)♀でした。
(池を見渡してもハシビロガモの♂が居ないのは不思議です。)
岸からカメラを向けている私を警戒したハシビロガモ♀が池の中央へ急いで泳ぎ去ります。
やがて首を後ろに曲げて嘴を胴体の羽毛に埋めると、目を瞑って休息姿勢になりました。
そこへもう1羽の♀が仲間に寄り添うように近づき、同じく休息姿勢になりました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→採食シーン
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ハシビロガモ♀@溜池+遊泳 |
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ハシビロガモ♀2@溜池+休息 |
2018年10月中旬
田園地帯の農道沿いに咲いたアキノノゲシの群落でキタキチョウ(Eurema mandarina)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
吸蜜中は翅をしっかり閉じています。
地面に倒伏した花もしっかり見つけて吸蜜しています。
ちなみに耳障りな騒音は、背後の田んぼで最後の稲刈りをしているコンバインの音です。
キタキチョウがアキノノゲシの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:26〜)
本種は訪花中に翅を閉じているため、翅表の黒紋は飛んでいるときにしか見ることができません。
スローモーションの映像をよく見ると、翅を打ち下ろす度に腹部が上に持ち上がっています。(作用反作用?)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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キタキチョウ@アキノノゲシ訪花吸蜜 |
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キタキチョウ@アキノノゲシ訪花吸蜜 |
2018年10月上旬・午後16:53〜17:01(日の入り時刻は午後17:10)
秋の夕暮れ時になると、線路沿いの電線に周囲の田園地帯からカラスが続々と集まってきました。
夜を過ごす集団塒に向かう前に、群れが待ち合わせする就塒前集合なのでしょう。
ハシボソガラス(Corvus corone)とハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)の混群でした。
カーカーと喧しく鳴き騒いでいるカラスを眺めていると、鈴なりになった電線で陣取り合戦が行われているようです。
隣が混み合っているとフワリと飛び立ち、電線の空いたスペースに止まり直しています。
もつれ合うように小競り合いの空中戦になることもありました。
逆光のアングルになってしまいましたけど、カラスはシルエットが分かれば充分です。
やがてカラスは数羽の小群ごとに電線から離脱して、市街地の塒へ三々五々、飛んで行きました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。