2018年8月中旬
街中を流れる川をまたぐように張られた電線に夕方、一羽のセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)が下流を向いて止まっていました。
辺りをキョロキョロ見回しながら羽繕いや身震いしています。
このとき電線でしばらく片足立ちになっているのが珍しく思いました。
片足立ちで休むのはサギ類ではよく見られる姿勢ですけど、セキレイ類では見たことがありませんでした。
次に、尾羽根を軽く持ち上げながら、丸い固形糞をポトリと排泄しました(@1:14)。
最後は鳴きながら飛び立ち、下流の市街地へ飛んで行きました。
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セグロセキレイ♂(野鳥)@電線+片足立ち+羽繕い |
2018年9月上旬
民家の庭で日当たりの悪い一角にひっそりと咲いたミズヒキの群落で朝にホソヒラタアブ♀(Episyrphus balteatus)またはその仲間が訪花していました。
小さな花に着陸すると伸ばした口吻で花蜜や花粉を舐めています。
次の花へ移動する際に得意の停空飛翔(ホバリング)も披露してくれました。
『庭にきた鳥:いのちのドラマを家族でみる』によると、
ミズヒキ(水引)の穂についたゴマ粒ほどの花は、午前中にだけ開く。(中略)赤花は4枚のうちの下側1枚だけが白い。ただしこの花弁状の4枚はがくである(p158より引用)
確かに撮影時刻は午前8:20頃でした。
2018年8月中旬
▼前回の記事
止まり木の周囲で飛行訓練を繰り返すチゴハヤブサ幼鳥の群れ(野鳥)
撮影アングルを更に変更しました。
チゴハヤブサ(Falco subbuteo)の幼鳥1羽がヒノキ樹冠の枯れた横枝に止まり、甲高い鳴き声でキーキーキー♪と餌乞いを続けています。
しかし私の周りで鳴いている蝉しぐれや水音がうるさくて、チゴハヤブサが親鳥を呼ぶ鳴き声はかき消されてしまいそうです。
キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)?と思しきワーカー♀が数匹、先程からチゴハヤブサの周囲を飛び交っているのが気になります。
獲物を探す探餌飛翔でしょうか?
ヒノキの枯枝に着陸する個体もいたので、樹皮を剥いで巣材を集めに来たのかもしれません。
このヒノキの樹上のどこかで営巣している可能性もありますが、望遠レンズで見た限りではスズメバチの巣は見当たりませんでした。
止まり木のチゴハヤブサ幼鳥にスズメバチを恐れる様子は無く、不思議そうに首をぐるっと回して飛び回るスズメバチを目で追っています。
スズメバチの巣を専門に襲って蜂の子を捕食するハチクマという猛禽類がいるものの、チゴハヤブサにそのような習性は知られていません。
他にはトンボもチゴハヤブサの止まり木の近くを飛び回っていました。
これはチャンスがあればチゴハヤブサが自力で捕食してしまうかもしれません。
※ チゴハヤブサの特徴を見分けるために、動画編集時に彩度を少し上げています。
つづく→飛行訓練の後にモミの木で休むチゴハヤブサ幼鳥(野鳥)