2015/10/25

雑木林樹上のニホンザルの群れ



2015年8月中旬

山間部の峠道の横は雑木林の斜面になっています。
野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れをあちこちの樹上に見つけました。
カメラを向けると警戒し、すぐに逃げたり隠れたりしてしまう個体もいます。
枝に座り、のんびり体を掻いている猿もいます。
身軽に隣の枝へ飛び移るシーンも撮れました。
別個体の元に近寄り、毛繕いを受けました。(対他毛繕い)

横の枝が揺れているのでカメラを振ると、元気な子猿が居ました。
口元に注目すると紫色の物をモグモグ噛んでいます。
ミズキの実を食べているようです。
クズの蔓が絡み付いた枝を伝って強引に枝先へ移動し、ミズキの枝に座りました。

※ YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。



2015/10/24

麻酔したクサグモ(蜘蛛)を運ぶクモバチ♀【名前を教えて】



2015年8月中旬

山麓の道を登り始めたら、クモバチ科(旧名ベッコウバチ科)の一種♀が狩った獲物を運んでいるところに出くわしました。
獲物はクサグモ♀(Agelena silvatica)またはその仲間のようです。

麻酔されたクモの第1歩脚?(触肢?)の根本を咥えて後ろ向きに歩いて運搬しています。(後退地上運搬)
獲物の歩脚は切り落とされていません。
一度獲物を置いて、行く先を偵察に出かけました。
その間、アリに盗まれないよう獲物を草の上に引っ掛ける用心はしませんでした。

蜂は全身真っ黒で、腹部に黄紋などはありません。
翅も黒っぽいです。

路上に放置されたクモはクモバチ♀の毒針によって麻酔されており、歩脚をかすかに動かすだけでした。
すぐに蜂が歩いて戻って来ました。
クモを中心に扇状に動いて咥える場所を探してるように見えました。

獲物のクモを押さえつけたら蜂が再び刺して麻酔を施したはずですが、素手で万一刺されると相当痛いらしいので、怯んでしまいました。
ピンセットを持っていたっけな…?と迷っている間に、蜂はどんどん舗装路を横断しました。

時間に余裕があれば箸の代わりになる枝を探してきたのに…。
その後、草むらで蜂を見失ってしまいました。
貯食行動を見届けられずに残念無念…。
クモバチを相手にするのは久しぶりで、観察の勘所や咄嗟の判断が鈍っていたようです。


帰宅後に調べてもクサグモを狩る黒いクモバチの名前が分かりません。
「クモ生理生態事典 2011」サイトでクサグモの項目を読んでも、クモバチやベッコウバチに狩られる記録はありませんでした。
インターネット検索でヒットした一つは、「てんとう虫の歳時記 2」のブログ記事「クサグモを狩るクモバチの仲間??」。
もうひとつはフッカーSさんの「東京23区内の虫 2」ブログで「ベッコウバチの一種」。




ガガイモの花とコアオハナムグリ



2015年8月中旬

農道脇に咲いたガガイモの群落でコアオハナムグリGametis jucunda)が訪花していました。
花粉や蜜を食べているようです。

実は近くでシロテンハナムグリもガガイモの花に居たのですけど、撮る前に飛び立ってしまいました。



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