2014/12/14
ミズナラ樹液酒場で争うウシアブ♀とベニシタバ(蛾)
2014年8月中旬・天気は雨
里山の雑木林で定点観察しているミズナラの樹液酒場は雨天でも賑わっています。
ウシアブ♀(Tabanus trigonus)とベニシタバ(Catocala electa zalmunna;またはその仲間オニベニシタバ?)が小競り合いをしていました。(占有行動)
ベニシタバが得意な戦法は、派手な後翅をぱっと広げて見せる威嚇です。
しかしこの誇示戦法もウシアブには通用しませんでした。
ウシアブがこの勝負に勝って蛾を追い払ったのに、なぜか樹液に執着せず少し離れた所で身繕いを始めました。
その間にベニシタバは樹液酒場に戻り、吸汁しています。
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クロクサアリ♀の行列
2014年8月下旬
クロクサアリ(Lasius fuji)のワーカー♀と思われる蟻が行列をなして林道を横切っていました。
左に行く個体は腹部の節間膜が伸びているので、満腹状態で帰巣する集団と思われます。
逆の右に行く集団は餌場に向かっているのでしょう。
『アリハンドブック』p61によると、
(クロクサアリの)巣は樹木の根部にあり、行列を作って樹木に生息するアブラムシに集まり、甘露を定常的な餌にしている。本当にクロクサアリかどうか採集して確かめるべきでしたが、とても疲れており余裕がありませんでした。
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