2012/10/06

オオコンボウヤセバチ♀の身繕い



2012年7月下旬

一瞬撮れただけで未採集、未採寸ですが、調べてみるとオオコンボウヤセバチ♀Gasteruption japonicum
のようです。
身だしなみを整えているシーンをスロー再生すると(1/3倍速)、口器に付着した何か白い塊を止り木に擦り付けて落としていました。
訪花後に付着した花粉を落としたのだろうか?
左右の後脚を擦り合わせながら長い産卵管(先端部が白い)をしごいています。


『狩蜂生態図鑑』p171によると、
本種はメンハナバチ類に寄生するらしい。また、細腰亜目のハチはふつう胸部と腹部が下面で連結しているが、本種の仲間は腹部が胸部の上側に付いているのが特徴。




シロスジナガハナアブがドクダミに訪花



2012年7月下旬

シロスジナガハナアブがドクダミの花を舐めていました。
すぐに飛び立ってしまい、あまりにも短い映像なので1/3倍速のスローモーションによるリプレイで水増し。

蜂にベーツ擬態している気がします。
モデルはアシナガバチじゃろか?



2012/10/05

ドクダミの花を舐めるフタガタハラブトハナアブ♂(マルハナバチに擬態するアブ)



2012年7月下旬

ドクダミの群落で白い花が咲き乱れ、様々な昆虫が訪花していました。
マルハナバチにベーツ擬態するハナアブは何種類か知られていますが、これはフタガタハラブトハナアブ♂です。
腿が黒く太い点も印象的でした。
図鑑『札幌の昆虫』p214によると、

フタガタハラブトハナアブ♂の腹部第2節後半と胸背中央に黒色毛による横帯がある。
採餌行動までそっくりで、マルハナバチ♀による回転集粉をゆっくりした動きで口吻を伸ばし花蜜や花粉を舐めていました。
【参考】擬態のモデルと思われるオオマルハナバチ♀が同じ日にドクダミの花で回転集粉する動画を公開しました。
ただしこれは行動擬態というよりも、この構造の花で効率良く採餌・摂食しようとしたら同じ動きに収斂するのは当然かもしれません。
擬態していない別種のハナアブがドクダミの花でどのように食事をするか観察すれば謎解きのヒントが得られるでしょう。

食後は身繕いしてから飛び立ちました。
複数個体を撮影。






側面



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