2018年9月下旬
峠道の横の斜面に咲いた背の高いアザミ(種名不要)の群落でミドリヒョウモン♂(Argynnis paphia)が訪花していました。
翅を開閉しながら吸蜜しています。
意外にもこの組み合わせは初見でした。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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ミドリヒョウモン♂@アザミsp訪花吸蜜 |
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ミドリヒョウモン♂翅裏@アザミsp訪花吸蜜 |
2018年12月下旬
小雪がちらつく曇り空の午後、川沿いの道を私が歩いていたら、うっすらと雪で覆われた原っぱに1羽のキジ♂(Phasianus versicolor)なぜかうずくまっていました。
何か採食していたのかもしれませんが、私がカメラを向けた途端に警戒して逃げ始めました。
砂利を敷いた駐車場を走り抜け、藪を通ると、斜面を下りて河畔林へ向かいました。
最後はニセアカシアの木陰に姿を消しました。
たまたま直後に飼い犬を散歩しに来た人が何も知らずに横の道を通り過ぎたので、固唾を呑んで成り行きを見守りました。
しかし飼い犬はすっかり堕落して狩猟本能を失ってしまい、道端の藪に身を潜めているキジ♂の匂いに全く気付かなかった模様。(映像はカット)
キジ♂も焦って飛び出して来ることはありませんでした。
地味な保護色(隠蔽色)のキジ♀なら隠れるのは御手の物だと分かるのですが、派手な装いの♂は不得手だと思っていました。
キジ♂も、いざとなれば出来るのですね。
「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺は真実味がありそうです。
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キジ♂(野鳥)@川沿い藪+逃走 |
2018年11月下旬
桜の落枝が池に何年も突き刺さったままになっていて、野鳥にとって格好の止まり木になっています。
特にゴイサギが気に入って昼塒にしてきました。
秋も深まると、ゴイサギが池から姿を消しました。
雪が降る前にもっと暖かい地方に移住したのでしょうか?
すると今度は、留鳥のカルガモ(Anas zonorhyncha)の群れが同じ落枝を占拠していました。
(図鑑ではゴイサギも留鳥とされていますが、雪国をフィールドとする私は冬にゴイサギを見たことはありません。)
となると、両種が池に共存している夏季には、ゴイサギ>カルガモという力関係があったことになります。
個体数ではカルガモの方がゴイサギよりも圧倒的に多かったのに、ゴイサギに遠慮していたのでしょう。
落枝を巡る明確な占有行動(争奪戦)を私は見たことはありません。
ゴイサギが居ない時に、カワセミがこの落枝に止まっているのを一度だけ見たことがあります。
カルガモは落枝に登って休んでいる個体だけでなく、水面に浮いている個体も落枝の周囲に集まっています。
首を曲げて嘴を体の羽毛に差し込んでいる個体は昼寝中なのかと思いきや、目は開いて周囲を(対岸の私を)油断なく見張っていました。
起きている個体は羽繕いしています。