2014年5月下旬
里山の草むらで見つけたキオビトビノメイガ(Pyrausta mutuurai)。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました。
赤い翅に散らした黄紋が飛んでいるときはチラチラと明滅して美しいですね。
2年前に220-fpsで撮ったときは物を投げつけて飛び立たせましたが、今回はミクロ蛾が葉表でしばらく休んでから(日光浴?)自発的に飛び立つまで待ちました。
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キオビトビノメイガ(蛾)の飛び立ちハイスピード動画
前回の撮影とは異なり、今回の個体は着陸した葉裏に隠れる様子はありません。
短距離飛行を繰り返して草地を移動しています。
止まった草の茎に腹端を付ける行動を一度だけ観察したので、もしかすると♀が産卵していたのかと想像しました。
しかし飛び立った後の茎に卵は見えず、真相は藪の中。
2014年5月下旬
湿地帯に生えた柳(種名不詳)の枝葉にヒオドシチョウ(Nymphalis xanthomelas japonica)の幼虫が大発生していました。
食欲旺盛に葉を食べ尽くすので、あっという間に丸坊主になってしまいます。
10倍速で微速度撮影した動画をご覧ください。
わずか数mの範囲で見られた複数の幼虫集団を記録した映像をまとめました。
カメラの仕様でタイムラプス動画は無音となり寂しいのですが、同じ日に同じ場所で別撮りした映像から音声(環境音)を流用しています。
いかにも水辺に近い雰囲気が伝わると思います。
齢数の若い幼虫ほど群れたがる習性が強い印象を受けました。
脱皮を繰り返して老熟すると分散する傾向にあるようです。
ただしヒオドシチョウ幼虫は群れるだけで、アメリカシロヒトリ等のように集団で糸を吐いて巣を作ることはありません。
2014年5月下旬
満開に咲いたタニウツギの花でセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が来ていました。
花筒に潜り込んで吸蜜すると体中が白い花粉まみれになります。
集粉した後に花の上で身繕い。
後脚の花粉籠にかき集めた白い花粉団子を付けて巣に持ち帰ります。