2011年8月下旬
里山の遊歩道にて、朽ちて苔むした丸太の切り株に白いキノコが生えていました。
よく見ると、キノコの柄に一匹のナメクジが取り付いてゆっくり食べているようです。
背中に甲羅は無く、全体が褐色で見慣れないナメクジです。
ナメクジ図鑑も持っていない素人の山勘ですが、もしかしたらこの里山で昨年2匹見つけたハナタテヤマナメクジと思われる種類かもしれません。
関連記事はこちら→「ハナタテヤマナメクジ?」「ハナタテヤマナメクジ?の徘徊(20倍速)」
ハナタテヤマナメクジは鮮やかな黄色ですが、今回の個体はその褐色変異体かも…と勝手に都合よく想像してみました。
眼柄が黒い点は共通しています。
新潟や東北地方のブナ林に生息し、キノコを好んで食べることが知られているそうです。
他の種類のナメクジもキノコを食べるのだろうか※。
実は、全く同じ場所で昨年キノコを食べるヤスデを観察しました。
関連記事はこちら→「キノコを食すヤスデ」
今回もキノコの傘の部分で数匹のヤスデが食事中でした。
このキノコやナメクジの名前が分かる方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
オオイチョウタケ?!(ド素人の当てずっぽう)
【追記1】
micromyuさんより「オオイチョウタケは地上性のキノコで朽木の上には生えないはずだから除外できる」とご教示頂きました。
※【追記2】
『ゲッチョ先生のナメクジ探検記』によると、ナメクジ類はキノコが大好物らしく毒キノコにも喜んで集まるらしい。
2011年8月下旬・室温24℃
飼育中のエンマコオロギ♂(Teleogryllus emma)にカボチャの切れ端を与えたらとても気に入ってくれたようで、食べながら美声を聞かせてくれました。
コオロギで鳴くのは♂だけです。
尾端の中央に長く伸びているように見えるのは産卵管ではななく畳んだ後翅です。
♀の産卵管はもっと細くて長いです。
発音器官である前翅は必ず右翅を上、左翅を下に重ねます。
鳴く前に前翅を少し斜めに立ててから互いに擦り合わせます。
(基本的に物陰に居る方が安心するようですが、撮影のため照明に少しずつ馴れてもらいました。)
♂を一匹室内で飼っているだけでコロコロリー♪と澄み切った美しい鳴き声が家中に響きわたり、毎晩しみじみとした癒しと安らぎを得られます。
どこにでも居る普通種ですし、庶民的な雑食性で飼い方も難しくないようです。
皆さんも試しに飼ってみませんか?
おすすめです。
私もコオロギの飼育は小学生のとき以来です。
2011年8月下旬
エンマコオロギ(Teleogryllus emma)の餌にはタンパク質も必要とのことで、定番のかつお節を与えてみました。
どうやら喜んで食べてくれました。
容器内で散らばるのが嫌で初めのうちは削り節を湿らせ団子状にして与えてみたのですが、昼間の暑さで腐敗臭を発したりカビが生えたりするので止めました。
乾いたままのかつお節を小皿に乗せてあげています。
キュウリのへたも与えてみたものの、栄養価が低いせいか見向きもしませんでした。