2024/06/22

農道から慌てて蛇行して秋の水田に逃げ込むシマヘビ

 

2023年9月下旬・午前9:30頃・晴れ 

田園地帯の農道でシマヘビElaphe quadrivirgata)が潜んでいました。 
初めは死んでいるのかと思い、足で尻尾を軽く蹴って生死を確認しようか、それとも捕獲を試みようかと迷っていたら、身の危険を感じたシマヘビが慌てて逃げ始めました。 
動画を撮りながら追いかけると、シマヘビは草むらから出て農道を慌てて横切り、稲穂が実る田んぼの中へ逃げ込みました。 
稲刈り前の田んぼにはもう水がほとんど入っていません。 
素早い蛇行の逃走シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:42〜) 

もしかして、これはシマヘビではなくアオダイショウですかね? 
草むらの陰で縞模様が全体的に黒っぽく見えたと記憶しているのですが、どうでしょうか?

アナグマ営巣地のある二次林で落ち葉をめくったりして餌を探す秋のカケス【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年9月下旬〜10月上旬

ニホンアナグマMeles anakuma)が営巣していた二次林で秋になるとカケスGarrulus glandarius)が採食に来るようになりました。
カケスは警戒心が強いので、無人カメラの方が自然な行動を撮ることが出来ます。 
警戒声を発しないで黙って採食するカケスを見るのは新鮮です。 

シーン0:9/25・午後14:04・気温32℃(@0:00〜) 
明るい日中に撮れた現場の様子です。 
このカメラではアナグマの巣穴Lを監視しています。 


シーン1:9/26・午後13:39・気温23℃(@0:03〜) 
アナグマの巣口Lを塞ぐように伸びた細いマルバゴマギ灌木に止まったカケスが巣穴の奥を覗き込んでいました。 
おそらく、暗所を好む(穴居性)カマドウマなどを探しているのでしょう。 
アクセストレンチの地面で何かを繰り返し啄みました。 
左にピョンピョン跳んでから少し飛ぶと、画面左端の止まり木に移動しました。 
巣口Lでの採食シーンを1.5倍に拡大しながらリプレイ。(@0:43〜) 


シーン2:9/29・午後12:37・気温25℃(@1:18〜) 
左手前から伸びる細い木質の蔓にカケスが止まっていました。 
すぐに右上奥に飛び去りました。 


シーン3:9/29・午後12:37(@1:25〜) 
別アングルで設置した監視カメラでも同時に撮れていました。 
右から飛来したカケスが蔓に止まったものの、すぐに左へ飛び去りました。 


シーン4:10/9・午前8:03・気温12℃(@1:35〜) 
細い灌木の低い位置にカケスが止まっていました。 
止まり木から地上に飛び降りて採食を開始。 
林床のあちこちで落ち葉をめくって虫を探しています。 
ピョンピョン跳んで移動すると(ホッピング)、アナグマの巣口Lを点検しました。 
採食シーンを1.5倍に拡大しながらリプレイ。(@2:36〜) 


シーン5:9/25・午後14:32(@3:36〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
旧機種のトレイルカメラで隣にあるアナグマの巣穴Rを監視しています。 
二次林の林床には落ち葉が大量に散乱していることが見て取れます。 


シーン6:9/26・午後13:47(@3:40〜) 
カケスが右から左へ低空で飛んで横切りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@3:45〜) 


シーン7:9/29・午前11:14(@3:53〜) 
奥の林内を2羽のカケスが右に左に飛び交っています。 
鳴き声は聞き取れませんでした。
♀♂ペアなのか、あるいは縄張り争いの追いかけっこなのかもしれません。 


シーン8:10/2・午前9:16(@4:17〜) 
右の林床でカケスが地面を何度も啄んでいます。 
手前に少し飛んで、太い落枝に着地。 
周囲を見回してから右に飛び去りました。 


シーン9:10/3・午前9:23(@5:09〜) 
アナグマの巣口Rの上を横切るように伸びた蔓にカケスが止まっていました。 
少し飛んで左端のマルバゴマギ灌木に移動。 
画角外の地面に飛び降りてから、右上に飛び去りました。 


シーン10:10/5・午後15:47(@5:50〜) 
♀♂つがいと思われる2羽のカケスが来ていました。 
右端の林床に居た個体aは、1箇所に立ち止まって地面を何度も啄んでいます。 
虫を捕食したのかな? 

実はこのとき、左奥の林床で別種の鳥が地上で採食(落ち葉めくり?)していました。 
なんとなくトラツグミのような気がしますけど、遠くてはっきりしません。 
右奥の林縁の灌木に止まっていたカケスbが左に飛んで、この小鳥の様子を見に行きました。 
威嚇・牽制だとすれば、餌場での縄張り占有行動ということになります。 
しかし、謎の小鳥は逃げ出さす、カケスbもそれ以上の攻撃をしないでどこかに飛び去りました。 
謎の小鳥とカケスbの小競り合い?を、1.5倍に拡大した上でリプレイ(@6:52〜)してみると、小競り合いではなく、カケスは別種の小鳥の採食行動を許容していました。 


シーン11:10/6・午前8:56(@7:54〜) 
右奥の二次林内で右から飛来したカケスが、地上で採食を始めました。 
手前にある茂みが邪魔でよく見えません。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ(@8:03〜) 


シーン12:10/6・午前8:57(@8:12〜) 
カケスが林内で地面をつついていますが、手前の茂みが邪魔でよく見えません。 
やがて右上に飛び去りました。 


シーン13:10/8・午後12:42(@8:25〜) 
1羽のカケスが左から右へ飛んで横切りました。 
右奥の二次林で採食していた別個体のカケスが切株の上にピョンと乗りました。 
その後は林内を飛び回ります。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
時系列順ではなく、フルカラーで撮れなかったトレイルカメラ旧機種の動画を後回しにしました。 




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2024/06/21

スギ防風林のタヌキ溜め糞場周辺で夜な夜な餌を探し歩く野ネズミ:9月下旬〜10月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年9月下旬〜10月中旬 

平地のスギ防風林にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場wbcをトレイルカメラで監視していると、スギの落葉落枝がふかふかに堆積した林床で夜な夜な餌を探し回る野ネズミ(ノネズミ)が写ります。 


シーン0:9/25・午後15:01(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
動画冒頭の赤丸で示したのは、スギ林床に点在する2つの溜め糞場です。 
奥にある溜め糞の方がメイン(規模が大きい)です。 
実は更にもう一つの糞塊が画面の左外にあるのですが、監視カメラの画角内に収まりませんでした。 

その日の深夜から野ネズミが林床をウロチョロしていました。

シーン1:9/28・午前後(@1:20〜) 
雨夜でも野ネズミは平気で活動します。 


シーン3:9/29・午前後(@1:33〜) 
奥の溜め糞場に来て、何やら採食しているようです。
少し遠いのでメニューまでは分かりません。 
糞虫などを捕食しているのか、あるいはタヌキの糞に含まれる未消化の種子を採餌しているのでしょう。 


シーン4:10/1・午前後(@2:33〜) 
今回は奥の溜め糞場を素通りしました。 


シーン5:10/2・午前後(@2:45〜) 
雨が降っています。 

最後に野ネズミが向かった右には、実はアナグマ専用の溜め糞場stmpがあります。 
2箇所同時に監視したら面白そうですけど、限られた台数のトレイルカメラでなんとかやりくりしているので、難しいです。 


シーン6:10/3・午前後(@3:26〜) 
小雨が降っています。 
奥の溜め糞場で採餌しました。 


シーン7:10/4・午前後(@5:18〜) 

シーン8:10/8・午前後(@5:38〜) 
奥の溜め糞場に居座って、何かを食べているようです。 


シーン9:10/9・午前後(@6:38〜) 


シーン10:10/10・午前後(@7:02〜) 
奥の溜め糞場を素通りしました。 


シーン11:10/11・午前後(@7:13〜) 
奥の溜め糞場に居座って、何かを食べているようです。 


【考察】 
画面内に2つ写っているタヌキの溜め糞場のうち、手前の小さい糞塊には野ネズミが近寄りませんでした。 
奥の大規模な溜め糞には、野ネズミがただ横切るだけの夜もあれば、長居して何かを食べる夜もあります。 
少し遠いので、残念ながらメニューまでは分かりません。 
糞虫などを捕食しているのか、あるいはタヌキの糞に含まれる未消化の種子を採餌しているのでしょう。 

まだ初秋で気温が充分に高いので、雨天は野ネズミの探餌行動に影響を及ぼさないようです。 

つづく→

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