2013/09/28
ヌルデを訪花するセイヨウミツバチ♀
2013年8月上旬
ヌルデの潅木にセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
花蜜を吸って回る蜂の後脚の花粉籠にはオレンジ色の花粉団子が付いています。
映像の前後半で別個体を撮りました。
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ハチ・アリ(膜翅目),
訪花
ハシボソガラスの給餌拒否(野鳥:子別れ)
2013年8月上旬
ハシボソガラス(Corvus corone)の成鳥が軒下の植え込みの陰でゴソゴソと何かを採食していました。
私が近づいたら少し飛んで逃げました。
(動画撮影はここから。)
駐車場横の空き地(原っぱ)に移動した親鳥の元に幼鳥が甘えた声で鳴きながら歩み寄り、餌をねだります。
親鳥は嘴に何か黒い物を咥えています。
口内の赤い幼鳥が必死でせがんでも、親鳥と思われる成鳥は逃げ回り給餌しようとしません。
後ろ姿でよく見えなかったのですが、親鳥が自分で食べてしまったようです。
巣立った幼鳥が充分に育ったので、そろそろ自立を促す子別れの時期なのでしょう。
原っぱを歩き回る親鳥の後を幼鳥が付いて歩きます。
親鳥の側で幼鳥は 両方の翼を広げながら鳴き騒いでいます。
巣に居た時はこれが親鳥に餌を催促するディスプレーだったと思われます。
(餌をねだる子が親鳥に対して)翼をばたつかせる甘えのポーズも、多くの鳥に共通している。♀が♂に餌をもらうとき(求愛給餌)や、交尾の前の♀にも見られる。(『スズメの少子化、カラスのいじめ:身近な鳥の不思議な世界』p88より)
最後はもう一羽のカラスが飛来しました(
それに驚いたのか、幼鳥→親鳥の順に一羽ずつ飛び立ちました。
幼鳥の鳴き声を声紋解析してみる?
▼関連記事
巣立ち雛に給餌するハシボソガラスの家族群(野鳥)
トモンハナバチの交尾@クサフジ【HD動画&ハイスピード動画】
2013年7月下旬
クサフジの花でトモンハナバチ(Anthidium septemspinosum)の交尾行動も繰り返し観察できました。
吸蜜中の♀に突然♂が背後から飛び付いてマウントしました。
蜂の仲間にしては珍しく、体長は♀よりも♂の方が大きいです。
まず考えられる理由としては、カブトムシのように配偶相手の♀を巡って♂同士の闘争があるため大型に進化したのではないかと予想されます(同性間競争による性淘汰)。
しかし、実際に喧嘩しているトモンハナバチ♂は見れていません。
腹部両側に♀は10紋、♂は12紋あることを確認しました。
♀の腹部下面には花粉を集める毛(スコパ)が密生しており♂にはスコパが無い点、♂の顔が白い点も性別判定のポイントになります。
交尾中も♀はそのまま吸蜜を続けます。
短い交尾が済むと♂は別れて飛び去りました。
240-fpsのハイスピード動画でも交尾シーンが撮れています。
クサフジで吸蜜中の♀を見つけた♂は一気に加速して飛びつきました。
すかさずマウントに挑むも乱暴すぎたのか♀が暴れて逃げられました。
♀による交尾拒否があるのかもしれません。
♂が♀に飛び付くシーンはどうしても撮り損ねることが多いです。
花に掴まった♀は交尾中に体勢を保つためか、ときどき羽ばたきながら花蜜を吸っています。
♂は翅を休めて交尾に専念しています。
交尾を終えた♂が先に離れて飛び去った後も♀はしばらく吸蜜を続けます。
【追記】
『但馬・楽音寺のウツギヒメハナバチ:その生態と保護』p92によると、
日本産のトモンハナバチAnthidium septemspinosumでは、♂が花に採餌にきた♀と頻繁に交尾する。大型の♂ほど花資源の豊かな場所になわばりをもつという。
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