2021/03/15

ヒメジョオンの花で休むキアゲハ

 

2020年7月下旬・午後17:10頃・くもり 

雨上がりの夕方に、休耕田の畦道に咲いたヒメジョオンキアゲハPapilio machaon hippocrates)が止まっていました。 
翅をしっかり閉じていて、口吻は伸ばしていません。 
このまま夜のねぐらになるのでしょうか?
▼関連記事(6年前の撮影:吸蜜シーン) 
ヒメジョオンンを訪花するキアゲハ

2021/03/14

林道法面から急に飛び立って逃げるヤマドリ(野鳥)

 

2020年11月中旬・午前10:45頃・晴れ 

里山の林道を登っていたら、横の斜面に潜んでいたヤマドリ(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)が2羽、相次いで大きな羽音を立てて飛び去りました。 
実は先日もほぼ同じ場所から2羽のヤマドリが飛び去って驚かされました。
その教訓を生かして、今回は辛うじて2羽目が飛び去る様子を動画に撮ることができました。 
おそらくこの辺りを縄張りとする♀♂ペアなのでしょう。 
1羽が飛び去った後に撮り始め、ほぼ同じ場所から2羽目が飛び立ちました。 
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
林道脇の斜面の茂みから飛び出すと、林道上空を渡って反対側へ飛んで行きました。 
ヤマドリは鳴き声を発しませんでした。
もう1羽隠れていそうな雰囲気だったのですけど、私が更に動画を撮り続けながら林道を歩いても3羽目のヤマドリは飛び出して来ませんでした。 

ヤマドリは警戒心が強く見事な保護色で山林に潜んでいるため、見つけて撮影するのは至難の業です。 
ヤマドリのペアが相次いで飛び立つ様子を撮るためには、GoProなどのアクションカメラを装着して、ドライブレコーダーのように山歩きの間ひたすら動画を撮り続けるしかなさそうです。 

 ※ ヤマドリの羽音がしっかり聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

▼関連記事(半月後に別の里山で撮影)


【追記】
山形新聞社『やまがた野鳥図鑑』に書いてあったヤマドリ生息地の解説文がまさにその通りでした。
同じ仲間のキジが、開けた場所を好むのに対し、ヤマドリは山地のよく茂った林の特に急斜面があるような場所を好む。(p25より引用)

 

体内寄生されたナシケンモン(蛾)の終齢幼虫がベニバナボロギクの葉を蚕食【10倍速映像】

 

ナシケンモン(蛾)の飼育#3

▼前回の記事 
ベニバナボロギクの茎を登り移動するナシケンモン(蛾)幼虫b
2020年10月下旬・午後15:00頃

採集の翌日、飼育下でナシケンモンViminia rumicis)の終齢幼虫bがベニバナボロギクの葉を食べる様子をマクロレンズで微速度撮影してみました。 
10倍速の早回し映像でご覧ください。 
葉の縁にしがみついたまま食休みしていた幼虫が覚醒すると、寝ぼけたまま口器をモグモグ動かしました。 
寝起きですぐに食餌を開始。 
前進しながらベニバナボロギクの葉の縁を食べ進みます。 
ところが、食べかけの葉を完食しないうちに方向転換して、別の葉に移動してしまいました。

今度は食餌を中断して口元を胸脚で拭う仕草をしました。(@1:10) 
植物が食害を防ぐために忌避物質を分泌しているのかと思って葉の傷口をよく見ても、タンポポやノゲシ類で見られるような白い乳液は滲み出していませんでした。 

ナシケンモン幼虫bは、またもや食べかけのまま別の葉に移動しました。 
終齢なのに、食欲があまり無いようです。 
 後に判明したのですが、この個体は体内寄生されていました。 



   
【おまけの動画】 
初めに紹介した動画の後半部分のオリジナル素材で早回ししない等倍速映像をブログ限定で公開しておきます。

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