2019/04/30

コスモスの花弁を食べるヨトウガ(蛾)幼虫



2018年10月下旬・午後20:05〜21:24

ヨトウガ(蛾)幼虫の飼育記録#9


コスモス(秋桜)の花にヨトウガMamestra brassicae)の幼虫(俗名ヨトウムシ:夜盗虫)を見つけました。
昼間はじっとしていますが、花弁に食痕があるので夜な夜な食い荒らしているようです。
コスモスの花ごと採集して持ち帰り花瓶に挿して、幼虫を飼育することにしました。

俗に夜盗虫と呼ばれている通り、夜になると案の定、活動を始めました。
コスモス舌状花の花弁をモリモリと元気に食害しています。
頭楯は褐色。
夜行性なのに、撮影用の照明を特に気にする素振りはありませんでした。

食事の合間に花から茎へと動き回り、再び花に戻ってきました。
尺取虫型の運動ではありません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#10:ピンクの花を食べたヨトウガ(蛾)幼虫の糞はピンク色


ヨトウガ(蛾)幼虫@コスモス花+休息
ヨトウガ(蛾)幼虫:側面@コスモス舌状花花弁+摂食
ヨトウガ(蛾)幼虫:背面@コスモス舌状花花弁+摂食
ヨトウガ(蛾)幼虫:腹面@コスモス舌状花花弁+摂食
ヨトウガ(蛾)幼虫@コスモス茎


実はこの2日前に、テニスコートの端に咲いたコスモスの群落でヨトウガの幼虫と思われるイモムシを大量に見つけました。
多くの花が食い荒らされています。
テニスコートの敷地の外から(公道から)ネット越しに撮ったので、上手く撮影できませんでした。

幸いこの日は雨上がりで誰もコートでテニスをしていませんでしたが、もしプレイ中だったら下手にカメラを向けたら盗撮の疑いをかけられそうです。
このコスモスや芋虫を勝手に採集したら不法侵入や窃盗になってしまいます。

自由に立ち入れる河原や道端を探し回り、ようやく上記の個体を見つけたのでした。



ウラナミシジミ♀の飛び立ち【ハイスピード動画】



2018年10月中旬


▼前回の記事
ウラナミシジミ♀が後翅を擦り合わせる訳とは?

水路の土手でウラナミシジミ♀(Lampides boeticus)がセイタカアワダチソウの蕾に止まっています。
訪花中ではなく、翅を閉じて休んでいました。
性別を見分けるには翅表を見たいのですが、飛び立つ瞬間を狙うしかありません。
240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
ところがどういう訳か、物を投げつけてもなかなか飛び立ちませんでした。
指で軽く触れるとようやく飛び去りました。
スーパースローでもかなり素早い羽ばたきです。
1回目は逆光で翅表の色がよく分からなかったものの、テイク2では飛翔シーンがばっちり撮れました!

(ウラナミシジミの)翅の表は光沢のある青色に黒褐色の縁取りがあるが、オスが青色部分が広いのに対し、メスは青色部が少なく、黒褐色が大部分を占める。(wikipediaより引用)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2019/04/29

芝生で採食、羽繕いするハクセキレイ♀(野鳥)



2018年10月下旬

公園の広い芝生で1羽のハクセキレイ♀(Motacilla alba lugens)が歩き回っていました。
枯れ始めた芝生を歩き回りながら採食しています。
秋も深まり虫が少なくなると草の種も食べるのでしょうか?

採食の合間に立ち止まって羽繕いしました。
チクチクする芝生に擦られて下腹部が痒いのかな?

普段からこの公園で暮らしている個体のようで、やや人馴れした(警戒心が薄い)印象を受けました。

この個体は背中が灰色なので、てっきり♀だと思いました。
ところが『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』を紐解くと、

冬羽では、♀♂とも喉〜胸の黒色部が狭くなり、♂の背は灰色になる。(p135より引用)
とのことで、冬羽になると性別が見分けられなくなるそうです。(冬羽はいつから?)


ハクセキレイ♀(野鳥)@芝生+採食
ハクセキレイ♀(野鳥)@芝生+羽繕い

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