2015/02/09

ヤマドリ(野鳥)



2014年10月下旬

里山の山道を静かに登っていると、カラマツ林の斜面をこっそり歩いて下る野鳥を発見。
私からの逃走というよりも、ひっそりと離脱する感じでした。
キジ♀かもしれませんが生息環境から同じキジ科でもヤマドリSyrmaticus soemmerringii)だと思います。
茂みに隠れ、尾羽もよく見えません。
撮影アングルを求めてこちらが移動すると、バサバサと羽ばたいて飛び去ってしまいました。
(映像なし。撮りながら動けば良かった…。)
ヤマドリは保護色で警戒心が強く、いつもこちらが気づく前に飛び去ってしまうので、初めて撮れたのは大進歩で嬉しかったです。

※ YouTubeの動画編集時に自動色調補正でコントラストを上げています。




2015/02/08

クヌギ樹洞のモンスズメバチ古巣



2014年10月下旬
▼前回の記事
クヌギの樹洞を物色するオオスズメバチ♀

モンスズメバチの巣の定点観察16

6日ぶりに様子を見に来ました。
もはや雄蜂の姿も無く、完全にコロニーは解散した模様。
赤外線の暗視ビデオカメラで暗い樹洞内を接写してみました。
もぬけの殻(空巣)だと判明したので、後半は白色LEDを点灯。
狭い穴から覗くだけでは、ひっそりと静まり返った樹洞内に巣盤や育房は見えません。
モンスズメバチの巣は釣鐘状で、外被の下部は開放型なのだそうです。
欲を言えばクヌギの木を縦切りにし樹洞の中を調べたいところですが、雑木林で勝手に切り倒す訳にはいきません。
非破壊検査の道具としてファイバースコープが欲しいところですけど、今思うとせめて歯科医が使うような小さな丸鏡を差し込んで上方を覗いてみれば良かったですね。

映像に撮り損ねたのですが、クロスズメバチの一種がこの樹洞を訪れたものの巣には侵入しませんでした。
また、幹の裏側にある別な樹洞をこの日もオオスズメバチが訪れていました。(これも映像なし)

シリーズ完




夏の水田で採食するカルガモ(野鳥)



2014年7月上旬

水田でカルガモAnas poecilorhyncha)を2羽見つけました。
青々と生い茂ったイネから首を伸ばすと顔が覗きます。
首を下げるのは採食行動だと思うのですが、隠れて見えません。
ときどきガーガー♪と鳴き交わしています。



【追記】
大田眞也『田んぼは野鳥の楽園だ』によると、
 近年、稲田の助走にアイガモの幼鳥を放つ方法が普及しつつありますが、カルガモは体が大きくて稲苗を踏み倒したり、また、実った稲穂を啄んだりして、除草効果より害の方が上回るとして農家からは嫌われているようです。 (p138より引用)
wikipedia「合鴨農法」へのリンク



【追記2】
『種子散布:助け合いの進化論〈2〉動物たちがつくる森』という本を読んでいたら、『葉っぱを食べる鳥』と題した興味深いコラムがありました。
ガンカモ類の多くは草を食べるが、細胞壁のセルロースを分解できるのではなく、砂嚢(筋胃)で葉をすりつぶして細胞壁以外の部分を消化しているのである。その点、セルロースを分解できる草食獣たちと比べても、多量の葉を食べねばならず、効率の悪い採食法だと思われる。 (p27より引用)







ランダムに記事を読む