2011/03/06

ミヤマカラスアゲハ♂の吸水と排尿



2008年7月下旬

雨上がりの林道で湿った地面からミヤマカラスアゲハ♂(Papilio maackii)が吸水していました。
飲みながら時々おしっこを排泄しています。
効率的に水とミネラルを補給するとともに体を冷やすためと言われています(水冷式エンジン!)。
いつかゴージャスな集団吸水も撮ってみたいものです。

セミを丸呑みするシュレーゲルアオガエル



2008年7月下旬

木陰で雨宿りしていたら突然上から何か騒ぎながらボトッと落ちてきました。
見ると蛙がセミを丸呑み! 
舌を伸ばして捕食する瞬間も見てみたかったです。
それまで樹上のセミは静かにしていたので、存在に気付きませんでした。 


セミ(種名不詳)は胃の中でもジジジジとしばらく鳴いています。
「胃の中の蛙、大海を知らず」
「腹の虫が鳴いておるぞ!」
 セミの暴れる脚が蛙の脇腹から突き出て見えます。
でもシュレーゲルアオガエルRhacophorus schlegelii)はケロッとしていました。
カエルの口には歯が無いので噛まずに飲み込みます。
嚥下する時に必ず目を閉じてぴょこんと下げるのは、口内の食物を目で押し下げて食道に送り込むためだそうです。
まばたきも瞬膜が下から閉じます。


【追記】
西田隆義『天敵なんてこわくない―虫たちの生き残り戦略』という名著によると、
カエルがバッタを飲みこむところをよく観察すると、丸い目玉が少し引っこむことが分かる。カエルの口を開けて、内側から上顎を観察すると、目玉の下半球がはっきりと認められる。飲みこむときには、この目玉半球が下がり、その勢いで飲みこむようだ。(p131より引用)
筆者はトノサマガエルを使って飼育実験しており、下線部について自分で確かめているのはさすがです。





ヒダリマキマイマイ(蝸牛)



2008年7月中旬

ススキの葉を這うカタツムリ。
ヒダリマキマイマイEuhadra quaesitaだと思います。





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