2018年6月上旬
深夜にコメシマメイガ(別名コメノシマメイガ、コメノクロムシガ;Aglossa dimidiata)が室内の白壁に止まっていました。
本種の幼虫は悪名高い貯穀害虫ですから、厨房などで発生した個体が部屋に迷い込んでいたのでしょう。
指で触れようとしたら準備運動もせずにいきなり飛び立って逃げ、室内を飛び回ると物陰に隠れました。
コメシマメイガ(蛾)@室内:白壁 |
コメシマメイガ(蛾)@室内:白壁 |
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ハシボソガラスの巣立ち雛(幼鳥)がニセアカシアの枝で羽繕い、羽ばたき練習、脱糞(野鳥)
ハシボソガラス(野鳥)巣立ち雛@ニセアカシア樹上 |
ハシボソガラス(野鳥)親鳥@電線♪+警戒:巣外給餌断念 |
ハシボソガラス(野鳥)親鳥@電線♪+警戒:巣外給餌断念 |
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寄主オビカレハ(蛾)幼虫の巣に居座り産卵を狙うヤドリバエ♀【6倍速映像】
石野依利子、戒能洋一『ヤドリバエDrino inconspicuoides の産卵行動について』アワヨトウという蛾の幼虫に寄生するヤドリバエの一種Drino inconspicuoidesで産卵行動を調べた研究です。
つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2003) 2, 101
♀バエは、寄主から数cm離れたところまで歩行により近づき、しばらくの間寄主の動きを追った後、産卵を試みた。その際、寄主が移動した場合は、頭部の向きを変える、歩行により後を追うなどの行動をとった。寄主に接近するまでの時間や産卵までの時間などは個体差が大きかった。
産卵を試みる際は、寄主に肢をかける(6本肢すべてをかけて「乗って」しまう場合もある)個体と、寄主の近くから産卵管を伸ばす個体とが観察された。産卵を試みなかった個体には、寄主に全く接近しなかったものと、寄主の方から接近してきたなどの原因で寄主との距離が縮まっても寄主を避ける行動をとったものの2種類があった。