2012/08/04
オオヘリカメムシの飛び立ち【HD動画】
2012年6月上旬
草むらで巨大なオオヘリカメムシを見つけました。
日本最大のヘリカメムシです。
ホストはアザミのはずですが、イネ科植物の葉の天辺に止まっています。
太くて刺だらけの後脚が印象的。
いかにも飛びそうな雰囲気を漂わせています。
その場で方向転換してカメラに向き直ると、やはり威風堂々と飛び立ちました。
翅があるので立派な成虫ですね。
Take2でハイスピード動画も撮りたかったのですが、思いのほか遠くへ飛んで行き見失いました。
HD動画は高画質の上に羽音も記録できる利点があるので、一長一短ですね。
Labels:
セミ・カメムシ・サシガメ(半翅目)
イタドリの葉を食すニトベミノガ幼虫(蓑虫)
2012年6月上旬
背高く育ったイタドリの葉裏に蓑虫が付いていました。
少しずつ移動しており、食痕(虫食い痕)が見えました。
食事中だったようです。
蓑の特徴的な形状からニトベミノガと思うのですけど、イタドリは食草リストに含まれていません。
ミノガ科でイタドリを食草とする蛾を検索してみてもデータベースからヒットしませんでした。
採集して飼育を始めました。
♂成虫が羽化したら同定可能ですが、一生を蓑の中で暮らす♀なら私には同定は無理です。
やがて食欲が落ち移動しなくなったので蛹化したようです。
しかしその後、待てど暮らせど成虫が羽化してこないので、♀だったのかな?
wikipediaによると、本種は興味深い習性をもつようです。
小枝や葉を付着させだんだんと蓑を大きくしていくが、その際に、自分の頭部の脱皮殻を蓑の一部に織り込むという変わった習性がみられる。蓑の頂上部分から排泄物を外へだす。次回はこの点に注意して観察してみるつもりです。
Labels:
チョウ・ガ(鱗翅目),
食事
2012/08/03
ヤマトシリアゲ♀がハバチ?を捕食
2012年6月上旬
夕方、暗い杉林で潅木の葉の上にヤマトシリアゲ♀が止まっていました。
何か獲物を捕食中です。
薄暗い上に風で葉が揺れて接写しにくいのですが、首を傾げ夢中で獲物に長い顔を突っ込んでいます。
正面に回り込んで接写すると、警戒して獲物から口吻を抜きました。
このとき馬面の先に貧弱な大顎が見えました。
シリアゲムシの口器は吸汁用ではなく、れっきとした噛む口器です。
広げた羽をゆっくり回すように動かすのは威嚇のディスプレーだろうか。
しばらくすると、警戒を解いて食事再開。
シリアゲムシと言えば、♂が♀に婚姻贈呈を行うことで有名です。
しかし辺りに♂の姿はありませんでした。
♂は交尾を済ませて立ち去った後なのだろうか?
それとも♀が自力で狩った獲物なのかな?
食べ終わると上の葉に移動しました。
♀が飛び立つシーンは撮り損ねました。
現場検証してみると獲物は原形を止めておらず、正体を突き止めるのは難しそうです。
一枚だけ残っていた右の前翅を見ると、コンボウハバチの翅脈と似ている気がするのですが、どうでしょうか?
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その他,
ハチ・アリ(膜翅目),
捕食
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