2018/07/31

庭でイチゴの実を食べるヒヨドリ(野鳥)



2018年6月中旬

きれいに造園された民家の庭で丹精込めて育てた苺の実が赤く熟していました。
ヒヨドリHypsipetes amaurotis)が住宅地の庭に忍び込むと、赤く熟したイチゴの実をその場で3粒食べ(飲み込み)ました。
私のことを警戒しながらも大胆に採食すると、飛び去りました。

私はイチゴについて詳しくないのですが、市街地で大きな庭石の手前に生えているのは不自然なので、野草(野イチゴ)ではなくおそらく栽培品種だと思います。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


【追記】
藤岡正博、中村和雄『鳥害の防ぎ方』によると、イチゴ農家にとってもヒヨドリは頭の痛い問題になっているようです。

冬期間にハウス内で栽培されるイチゴは、換気のために開けたハウスの側面からヒヨドリやツグミが侵入し、加害します。このため、側面に防鳥網を張る必要があります。 (p193より引用)



ヒヨドリ(野鳥)@庭+イチゴ実採食
ヒヨドリ(野鳥)@庭+イチゴ実採食
イチゴ実@庭

2018/07/30

ホウチャクソウの花で吸蜜するトラマルハナバチ♀【HD動画&ハイスピード動画】



2018年5月中旬

里山の山道沿いに咲いたホウチャクソウの群落でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が訪花していました。
創設女王なのか、それともワーカー♀なのか、微妙な時期です。
少なくとも2匹が来ていました。(複数個体を撮影)
ホウチャクソウの白い花から花へ忙しなく飛び回り、毎回、花筒の入口から潜り込んで正当訪花しています。
それなのに、後脚の花粉籠は空荷でした。
(足先に黄色い花粉を少量付けた個体がいました。)
白い花筒の中で黒くて長い舌を伸縮させて吸蜜する様子が薄い花弁を通して透けて見えることがあります。(@1:33〜1:44)

240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:09〜)
スーパースローで見ると、トラマルハナバチ♀は花にぶら下がり吸蜜しながらゆっくり回転しています。
複数の蜜腺を探り当てながら順に吸蜜しているのでしょう。
体に付いていた花粉がたまに落ちる様子もスローモーションだと無駄にドラマチックで見応えがあります。
花から飛び去る時も長い舌を伸ばしたままでした。
次の花に着地する瞬間を撮ろうとして、苦労しました。
群落で次はこの花に来るであろうと待ち構えて撮り始めても予想が何度も外れ、ようやく成功!


▼関連記事(10年前に撮った動画はやはり画質が見劣りしますね。)
トラマルハナバチ♀がホウチャクソウを訪花


トラマルハナバチ♀@ホウチャクソウ訪花吸蜜
トラマルハナバチ♀@ホウチャクソウ訪花吸蜜

水浴する川に脱糞するハシブトガラス(野鳥)



2018年6月下旬

川原で水浴びをしていたハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が近くの岩に跳び乗ると、糞を排泄しました。(@0:08)
カラスは賢いはずなのに、自分が沐浴したり飲んだりする水を糞で汚しても気にしないのか!と衛生概念の欠如に驚きました。
カラスが水浴の合間に川で脱糞する行動は、同じ日に他の個体でも何度か観察しました。(映像公開予定)

最後は飛び立つと橋の下をくぐって下流へ飛び去りました。
飛び立つ前に川を水洗トイレとして使った訳で、「立つ鳥跡を濁さず」と昔から言われている諺・慣用句は正しくないことになります。
(実際は「飛ぶ鳥跡を濁す」。)


たつとりあとをにごさず【立つ鳥跡を濁さず】
《慣用句・ことわざなど》飛び去る水鳥が水面をよごさないように、人がある所を離れるとき、そのあとを見苦しくないようにして行くこと。何事も後始末をきれいにすべきであるというたとえ。「飛ぶ鳥跡を濁さず」とも。(学研『Super日本語大辞典』より引用)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ハシブトガラス(野鳥)@川岸+水浴

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