2017/07/03

春の大雪が降った宵のハクセキレイ(冬の野鳥)塒入り:前編



2017年3月下旬・午後17:54~17:58(日の入り時刻は午後17:54)
▼前回の記事
ハクセキレイの集団塒に紛れ込むムクドリ(野鳥)

前回の定点観察から4日後、寒の戻りで朝から大雪が降りました。
雪の日のハクセキレイMotacilla alba lugens)はどこに塒入りするのか?という長年の疑問が解決するかも?と期待に興奮しながら集団塒を見に行きました。
特に寒い夜は電柱の集団塒で柱上変圧器(柱上トランス)の周囲に密集して暖を取るのでは?という個人的な予想を検証したいところです。
それとも気候が厳しい冬に逆戻りすると、夏季(繁殖期)の塒を一時的に離れて寒さを凌げる冬季の塒に移動するのでしょうか?

万全の防寒具を着込んで出かけ、現場に着いたのは午後17:05。
断続的に雪が降りしきる中をしばらく待ちます。
地温が高いため、路上にはほとんど雪が積もらず、すぐに溶けていきます。
(映像はここから。)
ハクセキレイの定宿となっている2本の電柱SとNを日没時刻にチェックすると、未だ1羽も来ていませんでした。
電線や電柱、柱上トランスにうっすらと冠雪しています。
横風の影響で、電柱の西面に沿って雪が縦の帯状に付着しています。
数分後には、電柱Sの近くの電線に3羽のハクセキレイが止まっていました。
就塒前集合が始まりそうです。
更にもう1羽のハクセキレイが飛来して電柱Sの天辺に着地しました。
ところがこれ以上はハクセキレイの数が増えず、電柱S/電線からどこか住宅地の方へ次々に飛び去ってしまいます。
群れの本隊はどこに居るのでしょう?
午後17:47に測定した外気温は3.1℃、湿度55%。

前編は状況説明しただけで、面白い本題は後編になります。

※ 夕暮れ時で薄暗く彩度が低い映像のまま、あえて自動色調補正していません。

つづく→後編:意外な場所で就塒前集合



中洲の岸辺で採食し川の水を飲むカルガモのつがい(野鳥)



2017年4月下旬

おそらく番(つがい)と思われるカルガモAnas zonorhyncha)のペアが春の川で仲良く並んで採食していました。
中洲の岸辺の泥に嘴を突っ込んで採食しています。
1羽が川の水を嘴ですくって飲みました。
やがて私を警戒したのか、中洲に上陸すると横断し、私から離れた反対側の岸辺にて採食を再開。



2017/07/02

朝焼けの川とコハクチョウの群れ(冬の野鳥)



2016年11月上旬・午前6:03~6:12(日の出時刻は午前6:11)
▼前回の記事
夜明け前の川で目覚めるコハクチョウとサギ類の混群(冬の野鳥)

東の空に太陽が昇り始めると茜色の朝焼けが川面に反射して、息を呑むほど荘厳な光景になりました。
コハクチョウCygnus columbianus)の群れは川面を移動しながら羽繕いしたり水中に長い首を突っ込んで採食したりしています。
水浴する個体もいます。
コハクチョウが川に散開すると、どの個体に注目すべきか目移りしてしまいます。
ときどき鳴き交わすコハクチョウの鳴き声が朝の川に響き渡ります。
手前の岸に近寄ってくる個体は誰かヒトからの給餌を期待しているのかな?と思ったのですが、鳥インフルエンザの流行を恐れて今季はここで白鳥に給餌をしていないのだそうです。

川の西岸から観察している私は逆光をもろに浴び、眩しくてたまりませんでした。
防寒対策として耳が隠れるニット帽を被っていたものの、この局面ではつば付きのキャップが欲しくなりました。

※ 朝靄に包まれていた上にレンズが結露してぼやけた映像になったので、動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→早朝に集団塒の川から飛び立つコハクチョウの群れ:ハイライト映像(冬の野鳥)


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