2015/02/07

パンパスグラスで鳴く♪アオジ♀(野鳥)



2014年10月下旬

山際の民家の庭に背高く生えた(目測で>3m)パンパスグラス(=シロガネヨシ)に野鳥が止まっています。
垂直な茎に掴まり、高音でチュッチュ♪と繰り返し鳴き続けています。
鳴きながら尾羽を左右に素早く振っています。
鳴き声に同期して嘴が動いたので(リップシンクロ)、この個体の鳴き声に間違いありません
全体的に黄色っぽいので初めはカワラヒワや冬羽のホオアカかと思ったのですけど、違いますね。
腹側しか見せてくれず、ホオジロのような冠羽が見えるのが悩ましいです…。
途中からせっかく望遠レンズを装着したのに、途端に山の方へ飛び去ってしまいました。


いつもお世話になっている「日本野鳥の会 宮城県支部・山形県画像掲示板」にて問い合わせたところ、Toshiboさんより以下の回答を頂きました。
色がうすい緑色ですが、アオジです。メスです。どちらかというと藪の近くの地面で餌を食べ、すぐに藪に逃げ込んでしまいます。こんなにもサービスしてくれてよかったですね。
アオジEmberiza spodocephala personata)はこれが初対面になります♪
山形県でアオジはレッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されているらしい。 



アオジ♀の地鳴きを声紋解析してみる

いつものようにオリジナルのMTS動画ファイルから音声をWAVファイルにデコードしてから鳴いている部分を2箇所適当に切り出し、スペクトログラムを描いてみました。
8〜9kHZ付近に明瞭な声紋が見えます。



2015/02/06

歩いて巣に出入りするモンスズメバチ♂



2014年10月中旬


▼前回の記事
クヌギ樹洞でコロニー解散後のモンスズメバチの巣

モンスズメバチの巣の定点観察14

クヌギの樹洞からモンスズメバチ♂(Vespa crabro flavofasciata)が1匹出て来ました。
触角が長い雄蜂です。
初飛行の瞬間が記録できるかと期待して撮り続けました。
ところが歩いて幹をウロウロと登り下りするばかりで、羽ばたいても一向に飛び立ちません。
樹洞を一度通り過ぎてから登り直してコロニー解散後の巣に戻りました。
何がしたかったのやら、さっぱり分かりません。
この個体だけ羽化の時期が遅れたのかもしれません。
何らかの原因で飛べない個体なのでしょうか?
このコロニーから雄蜂が無事に羽化したことが確認できて感無量です。
残念ながら雄蜂を採集し損ねました。

つづく→シリーズ#15:裏側の樹洞にオオスズメバチ



ヤマハギを訪花するトモンハナバチ♀の飛翔【ハイスピード動画】



2014年9月上旬


▼前回の記事
ヤマハギを訪花するトモンハナバチ♂の羽ばたき【ハイスピード動画】

農道の脇に咲いたヤマハギの群落でトモンハナバチ♀(Anthidium septemspinosum)が訪花していました。
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
腹面に橙色のスコパが見えます。
秋風が吹いて絶え間なく枝が揺れています。

つづく→♀と♂が出会えば当然…


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